こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。
![](https://uratatetsu.com/wp-content/uploads/2020/08/ブログ画像-1.jpg)
ギターで作曲を行うには、どうすればいいのでしょうか?
「作曲をしたいけど、どうしたらいいんだろう…」
「ギターを始めたばかりで、作曲なんて出来るのかな?」
と、疑問や不安に思う方が、多いと思います。
そんなあなたでも、大丈夫です。
僕自身、ギター初心者時代に、作曲を始めました。
また、音楽理論などについても、知識は全くありませんでした。
そんな僕でも、100を超える数の曲を作ってきました。
このことから、作曲をする上で、ギターの腕前や音楽理論などの知識は、あまり必要ではないことを知りました。
この記事では、ギター初心者のあなたでも、音楽理論も不要な、ギターでの作曲方法を解説します。
コードを覚える
ギターで初めて作曲を行うためには、コード進行を組み立てて行う、コード作曲をオススメします。
コード作曲の最大のメリットは、伴奏を簡単に作ることが出来、歌のメロディも思い浮かべやすい点にあります。
この手法で作曲を行うためには、先ずコードを覚える必要があります。
コードと聞くと、沢山覚えなければいけない、イメージがあるかと思います。
実は、作曲を行うに当たり、コードを沢山使う必要はありません。
最低でも3つ、多くても5つのコードを覚えていれば、作曲は可能です。
中には2つだけのコードで、作られている曲も存在します。
あなたが作曲をするに当たり、覚えておいた方がいいコードを、5つ紹介します。
そのコードは
C / D / G / Em / Am
の5つです。
この5つの押さえ方を、実際にギターを使った画像付きで、解説します。
Cコード
この押さえ方が、Cコードになります。
![](https://uratatetsu.com/wp-content/uploads/2020/08/Cコード押さえ方-1024x845.jpg)
5弦3フレットを薬指で、
4弦2フレットを中指で、
2弦1フレットを人差し指で、押さえます。
そして6弦は、親指で軽く触れさせて、音が鳴らないようにミュートさせます。
ミュートさせるのが、難しい場合は、何もせず弾いても大丈夫です。
残りの3,1弦は、押さえずに弾きましょう!
何も押さえずに、弾くことを、開放弦と呼びます。
このことも、併せて覚えておくと、いいでしょう。
この形にできたら、そのままジャラーン!と鳴らしてみましょう!
Dコード
この押さえ方が、Dコードになります。
![](https://uratatetsu.com/wp-content/uploads/2020/08/Dコード-1024x801.jpg)
3弦2フレットを人差し指で、
2弦3フレットを中指で、
1弦2フレットを薬指で、押さえます。
DコードもCコード同様、6弦を親指でミュート出来ればグッドです!
出来なくてもオーケー!
残りの5,4弦は、何も押さえずに弾きましょう!
Gコード
この押さえ方が、Gコードになります。
![](https://uratatetsu.com/wp-content/uploads/2020/08/Gコード-1024x621.jpg)
6弦3フレットを薬指で、
5弦2フレットを中指で、
1弦3フレットを小指で、押さえます。
4,3,2弦は、押さえずに弾きましょう!
Dコードみたいに、音を鳴らさない箇所がないので、簡単に押さえることが出来ますよ!
Em(イーマイナー)コード
この押さえ方が、Emコードになります。
![](https://uratatetsu.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_1072-1024x572.jpg)
5弦2フレットを中指で、
4弦2フレットを薬指で押さえます。
6,3,2,1弦は、押さえずに弾きましょう!
これまで紹介してきた、C,D,Gと違い、指を2本しか使いません。
そのため、すぐに音を鳴らせることが出来るでしょう。
Am(エーマイナー)コード
この押さえ方が、Amコードになります。
![](https://uratatetsu.com/wp-content/uploads/2020/08/Amコード-1024x640.jpg)
4弦2フレットを中指で、
3弦2フレットを薬指で、
2弦2フレットを人差し指で、押さえます。
6,5,4,1弦は、押さえずに弾きましょう!
親指で6弦を軽く触れて、音がならないようにミュートさせれたら、更にグッドです!出来なくても、大丈夫です!
ここまで紹介した、5つのコードの押さえ方については、下記の記事で詳しく解説してます。気になる方は、こちらも併せて、お読みください。
コードを組み立てよう!
次に紹介した5つのコードを、組み立てていきましょう!
組み立てたコードのことを、コード進行と呼びます。
この記事では、5つのコードを紹介してきました。
しかし、5つも覚えるのが大変だと、思う方もいるでしょう。
その場合は、3つに絞っても構いません。
あなたが押さえやすいと感じたコードを、最低でも3つ弾くことが出来れば、作曲することが可能です。
この項目では、C,D,Gの3つを組み立てたコード進行を例に、音声付きで解説していきます。
コード進行と、その音声は以下の通りです。
C → D → G → G → C → D → G → G
※再生ボタンを押すと、18秒の音声が流れます。
聴かれましたか?
これを聴くだけでも、十分に曲のようになってると、思いませんか?(笑)
尚、この音声の通りに、弾く必要はありません。
もっと早くても、遅くても、どちらで弾いて構いません。
最初は、このパターンを繰り返して、弾けるように練習しましょう!
「コードを4つでも5つでも弾けるぜ!」
という方は、あなたの弾けるコードで、弾いても構いません。
コード進行が出来たら、次のステップです!
歌詞を書こう!
コードを繰り返し弾けるようになったら、次は歌詞を書いてみましょう!
歌詞を先に書く作曲のことを、詞先作曲と呼びます。
詞先作曲とは、あらかじめ書いた歌詞を元に、メロディをつけていく作曲法です。
ここで、「歌詞って書くの難しそう…」と思われるかもしれません。
大丈夫です!最初のうちから、難しく考える必要はありません。
あなたが、思ったことを歌詞として、書けばいいのです。
例えば、
・あなたがお付き合いをしている、恋人への想いを書くのは、どうでしょうか?
・飼っているペットへの、想いを書いてみるとか!
・家族や友人たちを、思い浮かべて書くとか!
・寒い夜や、暑い夏の日を、イメージしてみるとか!
こう考えれば、歌詞に出来そうなことって、身近にあるでしょ?(笑)
このように連想していけば、書きやすくなってきますよ!
歌詞の書き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
では、歌詞を書けたのなら、次のステップです!
曲を作ろう!
歌詞を書くことが出来たら、あともう一息です!
最後に曲を作りましょう!
「曲を作る」と聴くと、ものすごく大変なイメージがあると思います。
しかし、コード進行と作詞が出来ているのなら、半分は曲が出来ているも同然です。
後は、歌のメロディを作るだけです!
では、歌のメロディの作り方について、解説します。
コードの伴奏を繰り返し弾く
ここまで来たら、あなたは、コードの組み立てが終わっていると思います。
組み立てたコードを、繰り返し弾きましょう。
そして、弾きながら、書いた歌詞を眺めるのです。
そうすることで、歌のメロディのイメージが、思い浮かびやすくなります。
例えば、「この歌詞の主人公は、辛い片想いをしてるんだな」とか!(笑)
そのイメージを、そのままメロディで表現してみましょう。
難しいなと感じたら、鼻歌でも構いません。
鼻歌でいいの?と思うかもしれませんが、全く問題ありません!
難しいことを考えずに、鼻歌という自然な形で作曲を進めることが、一番いい方法なのです。
ちなみに、これは余談になりますが…。
日本を代表する、モンスターロックユニット・B’zの松本孝弘さんも、この手法と似た方法で、作曲をされているそうですよ!
伴奏と歌のメロディを録音する
ある程度、伴奏と歌のメロディが出来上がってきたら、今度はそれを録音しましょう。
録音は、お手持ちのスマートフォンの、録音アプリなどで構いません。
録音が出来たら、すぐに聴きなおしてください。
すると、不自然な箇所が、すぐに見えてくると思います。
例えば、「メロディと歌のバランスが悪いな…」って思うかもしれません。
その原因は、歌詞が足りていないか、多過ぎるかの、どちらかです。
この時の対処法は、歌詞を追加で書いたり、余分な箇所を削ったりすればオーケー!
それが出来たら、またすぐに録音をして、すぐに聴き直す。
これを何度も繰り返すことで、少しずつ曲としての形が整ってきます。
あなたが納得いくまで、修正と録音を繰り返しましょう!
そうすることで、作曲をするのと同時に、あなたの音楽的センスが、磨かれていくのです。
自分の感性を磨きつつ、曲を仕上げていきましょう!
まとめ
では、この記事も終わりが近づいてきたので、これまでの解説をまとめます!
◇ギターで作曲をする場合は、コード作曲がオススメ!
◇コードは、C,D,G,Em,Amの5つを覚えよう!
◇5つのコードを使うのが難しいなら、無理に使う必要はない。3つでもオーケー!
◇コードで伴奏が弾けるようになったら、歌詞を先に書く。
◇歌詞が書けたら、曲(歌のメロディ)を作る。
◇曲の作り方は、伴奏を弾きながら、歌詞を眺める。
◇歌のメロディが思い浮かんだら、そのまま歌か鼻歌で表現する。
◇それをスマートフォンのアプリなどで録音する
◇録音と修正を繰り返して、曲を整えていく。
この記事で、解説したギターでの作曲法は、以上になります。
初心者のうちだと、なかなか上手く行かないことが、多いかと思います。
しかし、何事も同じですが、繰り返して行う以外に、解決する道はないのです。
この記事の手法をよく読み、繰り返していけば、必ずあなただけのオリジナル曲が作れるようになります!
是非、実践してみてくださいね!
では、この記事はここまでです。
この記事が、あなたのお役に立てれたら幸いです!