こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Satticeのウラタテツです。
音楽活動を続けていると、コピーやカバーだけでなく、オリジナル曲を作ってみたい!
そう思い始めることがあるでしょう。
でも、オリジナル曲って、どうすれば作れるのだろう?と、思っていませんか?
僕自身も作曲を始めたての頃は、右も左もわからず、完全な独学で行い、それで曲を作ってきました。
それから本を読んだり、ネットで調べたりするなどして、勉強と実践を繰り返してきました。
その結果、少しずつ作り方がわかるようになってきました。
ただ、そうなるまでに、随分と時間がかかってしまいました。
この記事では、初めてオリジナル曲の制作に挑戦しようとするあなたに、僕が培ってきた方法をご紹介します!
オリジナル曲の作り方の手順
では、早速ですが、オリジナル曲の解説をしていきます。
オリジナル曲を作るときは、いくつかの手順があります。
その手順を、一つずつ解説していきます。
曲のイメージを考える
まず始めに行うことは、どんな曲を作りたいかを考えましょう。
これを最初に考えておかないと、曲の作りようがありません。
例えば、料理を作るときも、最初に何を作るかを決めておかないと、いつまでたっても完成しません。
カレーを作るのか、パスタを作るのか、トンカツを作るのか。
それと同じことなのです。
これを音楽で置き換えると
・早いビートを刻むロックを作りたいのか
・緩やかなリズムのバラードを作りたいのか
・明るい雰囲気のポップスを作りたいのか
最初は大まかで大丈夫ですので、自分が作りたい曲のイメージを具体的にしておく必要があります。
では、どんな曲が作りたいか、イメージ出来たら次のステップです!
コード進行を組み立てる
作曲の経験が浅い方や、これから始めるという方は、コード進行を組み立てることから始めるのがオススメです。
これをオススメする理由としては、
・伴奏が作りやすい
・歌のメロディが思い浮かびやすくなる
という点があるからです。
ここで、「コード進行の組み立て方がわからない」、という人もいるかと思います。
その場合は、あなたの好きなアーティストの曲の、コード進行をお借りしましょう!
「それって盗作になるのでは!?」と、疑問に思われるかもしれません。
大丈夫です!コード進行を借りるだけなら、盗作にはなりません!
コード進行というものは、ある程度パターンが、決まっているものなのです。
これにより、コード進行は同じでも曲は違う、というものが数多く存在します。
よって、あなたが好きなアーティストから、曲のコード進行を借りてきても、何も問題はありません。
また、既に使われているコード進行を真似することで、作曲に関する引き出しも多くなってくるという、メリットも生まれてきます。
コード進行の調べ方は、ヤフーやグーグルなどで、
「アーティスト名 曲名 コード」
の3つのキーワードを打ち込んで、検索をすれば出てきます!
例えば、B’zの裸足の女神のコード進行を調べたい場合は、
「B’z 裸足の女神 コード」
と打ち込めばオーケーです!
コード進行が決まったら、実際にギターや鍵盤で弾いてみましょう!
歌詞を書く
コード進行が決まったら、次は歌詞を書いてみましょう。作詞というやつですね!
先ほど、コード進行を先に決めることで、歌のメロディが浮かびやすくなると解説しました。
「じゃあ、先に歌のメロディを考えたらいいんじゃないの?」
と、思われる方もいることでしょう。
しかし、ここで敢えて、歌詞を先に書くことをオススメします。
なぜなら、歌詞を先に書くことで、より一層メロディが浮かびやすくなるからです。
むしろ、歌詞がない状態で歌のメロディを作るのは、初心者には少々ハードルが高いとも言われています。
「作詞なんて出来るのかな?」と、不安に思われる方もいるでしょう。
ここで一旦、一呼吸置いて、少し考えてみてください。
僕たちは、普段からLINEやメールなどで、文章を書くということを行なっています。
LINEやメールなどでは、相手に伝えたいことや話したいことを、文章にしているはずです。
その次元で考えてみれば、歌詞を書くことへのハードルが下がってきます。
作詞も同じことが言えます。
あなたの曲を聴いてもらう人に、何を伝えたいかを考えれば、必ず作詞は出来ます!
尚、作詞に関することは、こちらの記事で詳しく解説しています。
気になる方は、こちらの記事も読んでみてください。
歌詞にメロディをつける
コード進行と歌詞が出来たら、次に行うことは、歌詞にメロディをつけてみましょう。
先ず始めに、ギターや鍵盤で、コードを繰り返し弾いてみてください。
弾きながら、あなたが書いた歌詞を、ジッと眺めてください。
その状態で鼻歌でも構いませんので、思いついたままに歌ってみましょう。
「鼻歌でいいの?」「そんな適当なやり方で大丈夫なの?」
そう思われる方もいるかも知れませんが、何の問題もありません!
この方法を採用されている、プロミュージシャンも多くいます。
「プロでも、この方法で曲を作ってるんだ!」と思うと、少し安心しませんか?(笑)
そして、実際に歌のメロディを作る場合は必ず、スマホアプリなどで録音をするようにしてください。
録音をする際、特に初めての内は、ミスを沢山したり、納得がいかないことも多くあると思います。
その場合でも、気にせずに録音してください。
録音が出来たら、すぐに確認!そうすることで、おかしい箇所がすぐに見えてきます。
おかしい箇所を確認したら、すぐに録り直しましょう。
このことを何度も繰り返すことで、曲としての輪郭がハッキリとしてきます。
また、どうしてもメロディが浮かばない場合の、対処法も紹介します。
その場合は、コード進行だけを先に録音します。
それを再生し、聴きながらメロディを考えてみればいいでしょう。
スマホから流れるコード進行を聴きながら、歌詞を眺め、思いつくままに口ずさめばオーケーです!
ギターや鍵盤を弾きながら、歌のメロディを考える。
この二つの動作を、一度に行うことが苦手だと感じる方には、この方法をオススメします。
めげずに、頑張ってみましょう!
要注意!有名な曲と比べちゃダメ!
オリジナル曲を作るときに、一番気をつけてほしいことがあります。
それは、有名な曲と自分の曲を比べてはいけない、ということです。
確かにプロミュージシャンが作った曲と、まだ作曲経験の浅い人が作った曲とでは、雲泥の差があります。
作曲を行なっていく上で、
・あの人みたいな曲になってない
・何やこれ、めっちゃダサいやん
・何でこんな曲作ってもうたんやろ
なんて思う場面に遭遇することがあります。
ここで、あなたにお伝えたいしたいことがあります。それは、
・比べすぎると、モチベーションを落とすだけ
・比べすぎると、これから磨かれるはずのセンスが枯れてしまう
・あなたの曲にしかない良さがある
この3点です。
そもそも、あなたの作った曲と、プロが作った曲が違うのは、当たり前のことです。
経験が浅いうちに、有名曲と比べるということ自体が、間違いなのです。
これは、料金の安いリーズナブルな大衆居酒屋と、高級バーを比べるようなものです。
この二つには、それぞれの良さがあります。
音楽にも同じことが言えます。
あなたにしか作れない曲があり、あなたにしか出せない良さがあるのです!
どうか、これから作曲をしていく上で、気落ちせずに、ドンドン作っていってください!
まとめ
では、この記事も終盤になりましたので、これまでの解説をまとめます。
◇曲のイメージを考える
◇コード進行を組み立てる
◇歌詞を書く
◇コードを鳴らしながら歌詞にメロディをつける
◇有名曲と比べない!あなたの良さを信じよう!
以上になります。
僕はバンド曲の作詞作曲を始め、弾き語りでも曲を作っています。
作った曲の数は、100曲を超えましたこれからも200、300を超えるように、作りつづけるつもりです。
作曲を始めたての頃は、本当に右も左もわからず、質問を出来る人もいない状態でのスタートでした。
初めて作った曲の音源が、部屋のどこかにあると思いますが、絶対に聴けたものではないと思います(笑)
そんな僕でも今は、他のアーティストへの楽曲提供や、編曲などを任せてもらえるようになりました。
継続って本当に大事なんだなあと、染み染み感じております。
あなたも継続していけば、必ず曲のクオリティを上げることが出来ます!
そして誰かに「あなたの曲が好き!」と、言ってもらえるように必ずなります!
頑張っていきましょう!
では、この記事はここまでです!
あなたのお役に立てたなら、幸いです!