DTM!ピアノをリアルに打ち込むコツを解説!

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こんにちは、関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。

DTMでは、ピアノや様々な楽器を打ち込んで、曲を作ることができます。

しかし、DTMでよくありがちなのが、打ち込みっぽい機械的な演奏になることです。

このことを解消するためには、3つのポイント2つのテクニックを駆使すれば、一気にリアルな打ち込みピアノを作ることができます。

この記事では、ピアノをリアルに打ち込むコツを、画像を音声を使いながら解説します!

打ち込みピアノをリアルにする3つのポイント

打ち込みっぽい機械的なピアノから脱却するためには、下記の3つのポイントを押さえることが重要になります。

・音源にこだわる

・ベロシティの調整

・MIDIノートの調整


この3つのポイントを押さえるだけでも、十分にリアルなピアノ演奏を再現することができます。

出来るだけ良質なピアノ音源を使用する

打ち込みピアノをリアルに再現したい場合は、出来るだけ良質なピアノ音源を使用することをオススメします。

良質なピアノ音源は、本物のグランドピアノの音かと勘違いするほどに、リアルな音が出ます。

あなたがお使いのDAWに、このようなピアノ音源が搭載されているなら、それを積極的に使うようにしましょう。

もし、良質な音源をお持ちでない場合は、ピアノのフリー音源ソフトをダウンロードしてお使いになればオーケー!

僕がオススメする、フリー音源は、「Piano One」というものです。

「こんなにリアルな音を出せるのに無料で配布していいの!?」と思うほどに、すごい音が出ます。

実際の音は、下の動画を再生すれば、確認できます。

Piano One – Free VST synth (piano) – vstplanet.com


「Piano One ダウンロード」で検索をすれば、ダウンロードサイトにヒットするはずです。

是非、使ってみてください。

また、製作したい音楽のジャンルによっては、敢えて電子的なピアノを使用することもあります。

その場合は、お手持ちの音源をそのまま使用すれば、オーケーです。

ベロシティを調整し音の強弱を演出する

ベロシティとは、MIDI音源の音の強弱を決める数値のことを言います。

このベロシティの数値を調節することで、打ち込みっぽさを解消することができます。

音の強さは、数字で1〜127段階まで振り分けられており、この数値が大きいほど出音が大きくなります。

また、音源の種類によっては、音の大きさと同時にニュアンスが変化するものがあります。

ベロシティの調節の方法は、DAW(作曲ソフト)によって操作法や画面が異なります。

調節方法がわからない場合は、お使いのDAW(作曲)の方法をお調べになって、行ってください。

では、具体的な解説に入りますので、画像と音声をご覧ください。

画像

音声

お聴きいただいた通り、打ち込みさが目立つ演奏です。

これを解消するために、ベロシティを変化させます。

具体的には、低音の箇所と1打目はやや強めに。

高音の箇所と2打目はやや弱めに設定すれだけで、ピアノの質感が変化します。

ここでは、ベロシティの数値を

1打目は80、2打目は70に設定しています。

実際の画像と音声を用意しましたので、ご覧になってください。

画像

音声

ベロシティで強弱をつけたことで、音の強弱がついたことがわかると思います。

このことを行うだけでも、打ち込みっぽさは少し解消されます。

しかし、これだけだと、演奏がまだ硬いように感じますね。

今度は、MIDIノートの調整を行ってみましょう。

MIDIノートを調整しリズムをズラす

MIDIノートを調整し、リズムをズラすことで、更にリアルな演奏を再現することができます。

具体的には先ず、2〜3つの音を同時に鳴らしている箇所をズラします。

↓ ↓ ↓

全てのMIDIノートを同じようにズラしてみると…

このような形になりました。

MIDIノートのズラし方は、和音の一番の低音部(ルート音)はそのままにしておき、

高いところを少し遅らせるイメージで、MIDIノートをズラせばオーケー!

実際の音声はこちら!

打ち込みの割に、かなり生々しいピアノのフレーズになりました。

実際にMIDIノートをズラしてみても、不自然な演奏に聴こえることがあります。

この場合は、自然なフレーズになるまで、ご自身でMIDIノートを前後に微調整してください。

更にリアリティのある打ち込みピアノを作る2つのテクニック

これまで紹介した3つのポイントを意識して打ち込むだけでも、それなりにリアルな打ち込みピアノを作ることは可能です。

ここで、2つのテクニックを駆使して、よりリアルな音を追求してみましょう。

その2つのテクニックとは、イコライザーとリバーブというエフェクトを使用することです。

これは打ち込み方というよりも、ミックスの範疇の話になりますが、

このことをしておくと、更にリアルな音を演出することができます。

では、それぞれの解説に入ります。

イコライザーを使い透明感を演出する

イコライザーというエフェクトの役割は、音の帯域を調整することにあります。

ピアノという楽器は、帯域の幅が非常に広く、透明感のある音が出る特性があります。

このイコライザーを使うことで、ピアノ特有の透明感のある音を、より強く演出することができます。

この透明感を演出するためには、イコライザーの設定を以下の画像のように行ってみてください。

・先ずはおよそ120Hz以下の帯域をカットします。この帯域は、他の楽器でもよくなっています。カットしておかないと、音がぶつかりあい、ゴワつきの原因になります。

・2〜4kHzあたりを軽くブーストします。Q幅は狭く設定しておくことがポイントです。こうすることで、ピアノの透明感をより前面に出すことができます。

・ゲインを3dBほど上げます。こうすることで、ピアノ全体の音を強めにアピールすることができます。

実際の音声は、こちらで確認できます。

イコライザーで処理をしたことで、透明感のある演奏を再現することができました。

ここで注意してもらいたのが、ここで紹介した例が正解ではないということです。

ここで紹介した数値を基準にしながら、ご自身でイコライザーを触りながら試してみてください。

あなたの好みの音色を作れるように、頑張ってください!

リバーブを使い残響感をつける

リバーブを使い、ピアノ演奏の残響感をつければ、更にリアルな音を演出することができます。

自然界では、どんな音にも残響音があると言われています。

それは、音楽でも同じことが言えます。

しかし、DTMで打ち込んだ音には、残響感がありません。そのため、不自然な音に聴こえてしまいます。

このことから、打ち込み音源を自然な音にするために、リバーブを使い残響感を演出する方がいいとわかります。

では、具体的な方法の解説に移ります。

先ずは、AUX(オグジュアリー)トラックにリバーブのエフェクトを挿入します。

この時、ピアノのトラックにエフェクトを挿すのではなく、必ずAUXトラックに挿入するようにしてください。

リバーブのような空間系エフェクトは、トラックに直接挿すと、CPUに思いっきり負荷がかかってしまいます。

それを防ぐために、AUXトラックにリバーブを挿し、センドでピアノのトラックに送ることが一般的とされています。

この記事では、Logic Pro X というDAW(作曲ソフト)を使用しているので、それに沿った方法になります。

センドの送り方は、DAW(作曲ソフト)の種類によって異なりますので、ご注意ください。


では次に、AUXトラックのInputをBus3に設定して…

↓ ↓ ↓

ピアノのトラックのSendsスロットに、Bus3を挿します。

↓ ↓ ↓

ここまでできたら、あとはお好みで数値を上下させればオーケー!

実際の音声はこちらから確認できます。

リバーブをかけたことで、残響感が増し、質感の強いピアノの音になりました。

イコライザー同様、リバーブにもかけ方に正解があるわけではありません。

あなたの好みの音になるよう、いろんな設定を試してみてください。

まとめ

では、まとめに入りますので、改めて処理前と処理後の音を聴き比べてみましょう。

処理前の打ち込みピアノ

処理後の打ち込みピアノ

聴き比べるとわかるかと思いますが、ここで紹介した方法を行うだけで、ここまで音がリアルに変化します。

ここで紹介した例は一例ですが、この方法を基準にしながら製作していくと、あなたなりのリアルなピアノを作ることができます。

是非、実践してみてくださいね!

では、この記事はここまでです。

あなたのお役に立てたら幸いです!