DTM用!ボーカルを録音するためのマイクを紹介!

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こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。

DTMで音楽製作を行う時、ボーカルの歌を録音する場面があります。

そのような時は、マイクが必要になります。

近年ではマイクが無くても、ノートパソコンやスマートフォンなどに直接録音することが可能です。しかし、ノイズが乗ってしまったり、音割れが発生しやすいことも多く報告されています。

このことから、DTMでボーカルを録音する時は、マイクを使用する方がいいことがわかります。

この記事では、DTMでボーカルを録音するために必要なマイクについて解説をします。

マイクは2種類ある

マイクには、様々なタイプがありますが、大きく分けると

・ダイナミックマイク

・コンデンサーマイク


この2種類に分類されます。

それぞれには特徴があり、どちらがいいということはありません。

先ずは、この2つの特徴や違いについて、それぞれ解説していきます。

ダイナミックマイク

画像のマイクは、僕が実際に使用しているダイナミックマイクです。

ダイナミックマイクには

・値段が安い

・少々の落下や衝撃では壊れないほどに頑丈

・ノイズや環境音を拾いにくい


などの特徴があります。

環境音とは、車や電車が走る音、犬の鳴き声、洗濯機の音などのことを言います。

このような環境音を拾いにくいことが、ダイナミックマイクの最大の特徴とも言えます。

主に、ライブハウスやスタジオなどで、使用されていることが多いです。

また、ダイナミックマイクもコンデンサーマイクにも、それぞれに指向性と呼ばれる性質があります。

指向性とは、簡単に言うと、「音を拾う角度」のことを言います。

ダイナミックマイクは、単一指向性という性質があり、音を拾う角度が狭いとされています。

このため、ノイズや環境音などを拾いにくく、歌声のみを録音することが出来るのです。

コンデンサーマイク

画像のマイクは、僕が実際に使用している、コンデンサーマイクです。

コンデンサーマイクには

・値段がダイナミックマイクと比べると高い

・あらゆる角度からの集音が可能

・小さな音も拾えるため、細かいニュアンスもしっかりと録音できる

・衝撃や湿度に弱いため、管理に注意が必要


などの特徴があります。

また、ダイナミックマイクは単一指向性ですが、

コンデンサーマイクには、無指向性という性質があります。

無指向性というのは、360度どの角度からでも音を録音する、という特徴のことを言います。

マイクの構造が非常に繊細で、ボーカルのブレスや細かなニュアンスも余すことなく、拾い上げることが出来ます。

このため、レコーディングスタジオでは、このマイクが必ず使用されます。

また、コンデンサーマイクを使うためには、PHANTOM電源が必要になります。

DTMでマイクを使って録音する際、オーディオインターフェースという機材を使うのが一般的です。

その機材に、PHANTOM電源が付いているなら、コンデンサーマイクの使用が可能になります

マイク選びのポイント

これまで、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2つの特徴を解説してきました。

ここで、どちらを選べばいいのだろうと、疑問に思われていることと思います。

ここからは、それぞれのマイクを選ぶときのポイントを解説します。

ダイナミックマイクを選ぶときのポイント

既に解説済みですが、ダイナミックマイクには、ノイズや環境音を拾いにくいという特徴があります。

このことから、「自宅でボーカルの録音がしたいけど、車や電車の音が気になるな…」と思っている方に向いてるマイクと言えます。

また、音質などにこだわりがなく、簡易的なデモ音源を作りたいだけの方にもオススメ出来ます

何より、価格帯も安く、頑丈で壊れにくいので、コンデンサーマイクのように気を使う必要はあまりありません。

そして、マイクスタンドが無くても、マイクを手で持って録音することができます。

出来れば、マイクスタンドは、ある方がいいですけどね(笑)

コンデンサーマイクを選びたいあなたへ

DTMでも高音質な音を録音したいとお考えなら、コンデンサーマイクを選びましょう。

しかし、コンデンサーマイクを選ぶ際には、

・環境音やノイズを出来る限り軽減しなければならない

・値段が高い

・繊細な構造のため、湿度や衝撃に弱い。そのため壊れやすい。

この3点に注意をしなければいけません。

コンデンサーマイクは無指向性のマイクのため、ノイズや環境音を拾いやすい性質があります。

例えば、あなたがご実家にお住まいなら、

お母さんの「ご飯できたよー」という声も、オモクソ録音されてしまいます。

また、車や電車の通りが多い場所にお住いの場合は、コンデンサーマイクは向いていません。

このことを防ぐためには、防音室を完備することが一番望ましいですが、一般の住宅ではほぼ無理だと思われます。

どうしても、自宅でコンデンサーマイクを使いたい場合は、

・マイクスタンド

・ポップガード

・リフレクションフィルター

・ショックマウント


この4点は揃えるようにしましょう。

この機材を使うことで、防音設備が整っていない自宅でも、コンデンサーマイクの効果を発揮させることが出来るでしょう。

僕は、宅録でもコンデンサーマイクを使用していますが、上記4点の機材を使用したことで、環境音などの心配が軽減されました。

オススメのマイクを紹介!

これまで、ダイナミックマイクと、コンデンサーマイクの両方について解説をしてきました。

ここからは、それぞれのオススメのマイクをご紹介します。

あなたが実際にマイクを購入する際の、参考になればと思います。

オススメのダイナミックマイク

先ずは、オススメのダイナミックマイクからご紹介します。

SHURE SM 58

引用元:https://www.soundhouse.co.jp/

ダイナミックマイクの定番中の定番のマイクです。エスエムゴッパーゴッパーと呼ばれることが多いです。

国内の数多くのライブハウスや音楽スタジオ、野外イベントなどでも、必ずこのマイクが使われています。

沢山の場所でシェアされているということは、それだけの信頼を得ているということです。

頑丈で壊れにくいのはもちろん、音質も誰が使っても十分にその良さを発揮してくれます。

レコーディングのみならず、ライブや音楽スタジオなどでも使用することが出来る、万能型のマイクと言えるでしょう。

どのマイクを買えばいいのかわからない方は、これを選べば間違いはないでしょう。

SHURE BETA 58A

引用元:https://www.soundhouse.co.jp/

上記で紹介したマイクの、上位版のマイクです。ベッタゴーハチと呼ばれることが多いです。

僕は、コンデンサーマイクを購入するまでは、このマイクでボーカルの録音を行なっていますた。

ブレスや細かなニュアンスなど、繊細に音を録音することが可能である印象です。

SM58よりも、よりレコーディングに向いてるマイクと言えます。

ただ、性能が繊細であるがために、荒々しい歌を歌うタイプの方には不向きと言えます。

オススメのコンデンサーマイク

次に、オススメのコンデンサーマイクをご紹介します

RODE NT1-A

引用元:https://item.rakuten.co.jp

RODE NT1-Aは、低価格で買えるコンデンサーマイクです。

これは、マイク本体だけでなく、

・ポップガード

・ショックマウント

・マイクケーブル

この3点が、最初からセットされています。

初めてコンデンサーマイクを買う方に、オススメです。

音質はダイナミックマイクよりも煌びやかで、クリアーな音を録音することが出来ます。

BLUE(ブルー) Bluebird SL

引用元:https://www.soundhouse.co.jp

BLUE(ブルー)というメーカーのコンデンサーマイクです。

このメーカーから販売されているものは、高級感のあるものが多いですが、低価格帯ののものもあります。

その中でも、このBluebird SLは、音質が非常に優れているのが特徴です。

僕はこのメーカーが過去に製造・販売をしていたものを愛用しています。

クリアーでありながら、中低域のあるドッシリとした音質が特徴です。

ボーカルのレコーディングだけでなく、アコギのレコーディングにも最適です。

まとめ

では、この記事も終盤になりますので、これまでの解説をまとめます。

◇マイクにはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類ある。

◇ダイナミックマイクは価格が安く、頑丈かつノイズを拾いにくい。

◇コンデンサーマイクは、ダイナミックマイクと比べると高額。衝撃や湿気に弱くて壊れやすい。PHANTOM電源が必要。小さな音も集音できる。

◇簡易的なボーカルのレコーディングなら、ダイナミックマイクを選ぼう。

◇DTMでも高音質な音を録音したいなら、コンデンサーマイクを選ぼう。


以上になります。

マイクには様々な種類がありますが、あなたに合ったマイクに出会えるように、色々試してみるのもいいかもしれません。

では、以上になります。

この記事があなたのお役に立てたら幸いです!