こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。
DTMを行うとき、ピアノなどの鍵盤が弾けない人は、致命的だという人がいます。
また、楽器ができない人の作曲は認めないと、頑なに言う人もいます。
しかし、僕はピアノや鍵盤の演奏経験は、ほとんどありません。
それでも、ピアノやシンセサイザーなどを使用し、DTMで音源を製作しています。
このことから、ピアノが弾けなくても、DTMはできるということがわかります。
この記事では、ピアノが弾けない人のために、DTMでピアノを打ち込む方法を解説します。
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ピアノが弾けなくても打ち込みができる理由
具体的な方法の解説の前に、なぜピアノ経験がなくても、打ち込みができるのかを申し上げます。
結論からお話しすると、ピアノと打ち込みとでは、スキルが全く別物だからです。
DTMの世界では、実際の楽器も弾けなければいけないと、よく勘違いされています。
なぜ、そのような勘違いが発生しているのでしょうか?
DTMがない時代での作曲という行為は、本物の楽器を使用して行われるのが一般的でした。
しかし、時代は変化し、テクノロジーを駆使して音楽を製作する時代に突入します。
ここで、過去の時代の名残として、DTMでも楽器演奏のスキルが必須であるとされてきたのです。
確かに、ピアノなどの楽器経験があるほうが、DTMは確実に有利になります。
楽器の演奏経験がある程度あれば、実際の演奏と照らし合わして打ち込みを行うことができるからです。
実際に僕も、ギター演奏の経験があるからこそ、DTMを有利に進めることができました。
しかし、楽器演奏のスキルは、DTMでは絶対に必須ということはありません。
再度申し上げますが、打ち込みとピアノ演奏とでは、スキルが全く異なるからです。
ここで、MIDIキーボードという機材を使用して、打ち込む方法があります。
ピアノ経験者なら、MIDIキーボードを使えば、すぐにでも打ち込むことができるでしょう。
しかし、ピアノなどの鍵盤演奏の経験がない状態で、MIDIキーボードを使うと、
キチンと使用できるようになるまで、練習をしなければなりません。
そうなると、実際に打ち込みを始めるまでに、かなりの時間を消費することになります。
ここで、マウスで音階を打ち込むだけなら、ピアノを練習する必要は無くなります。
もちろん、積極的にMIDIキーボードを使用すれば、打ち込みと鍵盤の2つを同時に練習できるというメリットがあります。
もし、鍵盤も弾けるようになりたいなら、MIDIキーボードを積極的に使用するといいでしょう。
では、具体的な打ち込み方について、解説をしていきます。
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ピアノ伴奏の打ち込み実践!
では、ピアノ伴奏の打ち込みの実践の解説に移ります。
コード譜を利用して打ち込む
まずは、ピアノ伴奏の打ち込み方から紹介します。
本物のピアノでコードを弾くときは、上の画像のように押さえます。
上の画像では、「ドミソ」の3つの音を同時に鳴らす、Cコードを押さえています。
この押さえ方を打ち込みでも再現すると、ピアノ伴奏を作りやすくなります。
コードを打ち込むときのポイントは、下記の2点です。
・高い音階(右側)は複数の音を同時に打ち込む。
・低い音階(左側)はコードの低い位置であるルート音を打ち込むこむ。
この2点をしっかり抑えておきましょう。
では、実際に打ち込んだ画像を下記に用意しましたので、ご覧ください。
先ほど解説したポイントに沿うと、以下の形になります。
・右手側で「ドミソ」に3つの音を打ち込む。
・左手ではルート音である、低い「ド」を打ち込む。
まずは、この形を基本としながら、行うようにしてください。
コードを組み合わせていく
コードの基本的な打ち込み方がわかったら、コード譜を参考に打ち込んでみましょう。
しかし、コードには非常に多くのパターンが存在し、わからないという方もいるかと思います。
その場合は、下記リンクのサイトを参考にして、打ち込んでいくといいでしょう。
https://virtualgirlmaki.wixsite.com/music/code
このサイトでは、ピアノコードの押さえ方が掲載されており、初心者の方でもわかりやすいかと思います。
僕もこのサイトには、よくお世話になっています(笑)
ここで、「C → F → G → C」というコード進行を実際に打ち込んでみます。
画像と音声を用意しましたので、ご覧になってください。
画像
音声
打ち込みでも、ピアノらしい演奏を再現できていることが、わかると思います。
しかし、これだけだと、物足りなさを感じるかと思います。
それを解消する方法を、次の項目で解説します。
コードの構成音を利用して伴奏を打ち込む
ここで、先ほどの伴奏に変化をつけるために、コードの構成音を利用して打ち込みを行ってみましょう。
この記事で紹介したコード進行は、「C → F → G → C」です。
これらの一つ一つのコードの構成音は、
・Cは、「ドミソ」
・Fは、「ファラド」
・Gは、「ソシレ」
となります。
これらを打ち込むことで、コード進行にメロディがつき、伴奏としてのアピールを強くできます。
下記に画像と音声を用意しましたので、そちらをご覧ください。
画像
音声
某音楽教室のデモンストレーションのような、フレーズになりました(笑)
実際にあなたが打ち込みを行うときは、リズムやメロディに工夫を凝らしながら行ってみてください。
打ち込みに慣れたら好きな曲のコードを打ち込んでみよう
ある程度、コードの打ち込みに慣れてきたら、今度はあなたの好きな曲のコードを打ち込んでみましょう!
好きな曲の楽譜を用意して、譜面の上部に記載されているコードを、そのまま打ち込んでいけばオーケー!
上記で紹介したサイトを参考に行えば、音符が読めなくても、コードを打ち込むだけなら可能です。
楽譜を用意できない時は、コードを掲載しているサイトを参考にすればいいでしょう。
「アーティスト名 曲名 コード」
このようにグーグルなどで検索すれば、コードを記載しているサイトにヒットします。
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リアルなピアノ伴奏を再現するためのポイントとテクニック
打ち込みだとリズムが揃いすぎて、どうして機械的な演奏になってしまいます。
このことは、3つのポイントと2つのテクニックを駆使すれば、解消することができます。
3つのポイント
・出来るだけ良質なピアノ音源を使用すること。
・ベロシティを調整し、音の強弱をつけること。
・MIDIノートの位置をズラし、リズムを揺らすこと。
2つのテクニック
・イコライザーを使用し、音質を変化させること。
・リバーブを使用し、残響感を演出すること。
以上のことを行うだけで、打ち込みピアノでも、かなりリアルな演奏を再現することができます。
このことについては、下記リンクの記事にて、詳しく解説をしています。
お気になる方は、併せてこちらもお読みください。
DTM!ピアノをリアルに打ち込むコツを解説!
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まとめ
いかがだったでしょうか?
DTMでは、ピアノなどの鍵盤演奏の経験がなくても、打ち込みや作曲は十分に可能だということがわかったかと思います。
ピアノの打ち込みは、とにかくコードを打ち込んでいけば、それなりの演奏を再現することができます。
打ち込んでいく中で、構成音を混ぜてみると、より良い演奏を再現することが可能になります。
頑張ってみましょう!
またこのサイトでは、ピアノの打ち込みテクニックを含む、パソコンで作曲をするための無料DTM講義を公開しています。
下記のリンクにアクセスしていただくと、講義を受け取れますので、是非一度ご覧になってください。
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では、この記事は以上になります。
あなたのお役に立てたら幸いです。