こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。
作曲を始めるにあたり、「楽器経験がないとできないのでは?」と考えている人は多いでしょう。
この考えをお持ちの方は、「作曲ができる人 = 楽器が弾ける人」、と認識されています。
しかし、楽器が弾けるからといって、作曲ができるとは限りません。
むしろ、楽器が弾けなくても、パソコンを使えば作曲をすることは十分に可能です。
この記事では、「なぜ楽器が弾けなくても作曲を行うことが可能なのか?」について解説をします。
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楽器演奏と作曲のスキルは全くの別物
「作曲をしてオリジナル曲を作りたい」と思う時、「楽器ができないと作曲は無理だよ」と言われることがあります。
しかし、この項目のタイトルにもある通り、楽器演奏と作曲のスキルは全くの別物なのです。
例えば、僕の知人で、クラシックピアノのキャリアが20年以上ある方がいます。
僕は彼女の演奏を、ライブで何度も聴いたことがあります。
彼女の演奏は、20年以上のキャリアに相応しい、素晴らしいピアノ演奏をされます。
しかし、彼女はあるとき、クラシックからポップスのシンガーソングライターへの転向をしました。
そこで、作曲に挑戦しようとしたところ、「楽譜も何もない状態では、ピアノが弾けない」という現象にぶつかったのです。
それから彼女は、作曲のやり方を一から勉強したそうです。
また、僕が過去に組んでいたバンドでも、この話と似たようなことがありました。
このバンドの曲の作詞・作曲は、僕がメインでやっていました。
当時の僕は、DTMの存在を知らなかったので、ギターを使用して作曲を行なっていました。
この時の僕は、お世辞にもギターが上手いわけではありませんでした。
しかし、ギターのスキルは高くなくとも、多くの曲を作り出すことはできたのです。
ここで、当時のバンドのギタリストの話をします。
彼のギタープレイは、誰が聴いても素晴らしく、各方面からも評判でした。
僕は彼に「作曲はしないのか?」と聴いたところ、
「挑戦してみたけど無理だった」との返答がありました。
このことから、
どれだけ楽器の演奏が優れていても、作曲ができるとは限らない、
ということがわかります。
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DTMなら楽器経験がなくても作曲は可能
DTMとは、パソコンの作曲ソフトを使用し、音楽を製作することを言います。
確かに何かしらの楽器経験があったほうが、作曲に有利なのは間違いありません。
しかし、一つの楽器を弾けるようになるまで、相当な時間と労力を費やすことになります。
もちろん、あなたが作曲以外にも、楽器演奏もできるようになりたいのなら、
楽器の練習もすればいいでしょう。
しかし、作曲だけしたいのなら、DTMを始めるのが手っとり早いです。
パソコンの作曲ソフトには、ギター・ベース・ドラム・シンセサイザー・ストリングスなど、
沢山の仮想の楽器が揃っています。
それらを作曲ソフト上に打ち込むことによって、演奏を再現することができます。
つまり、楽器の練習時間を省くことが、可能になるのです。
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なぜ楽器ができないと作曲ができないと言われてきたのか?
そもそも、なぜ楽器ができないと作曲ができないと言われてきたのでしょうか?
その理由は2つあります。
DTMが普及していない時代は楽器がないとメロディを確認できなかったから
作曲とはもともと、真っ白な五線譜に音符を書き出す作業のことを言います。
五線譜に書き出した音符を、ピアノなどで演奏し、メロディの確認を行うのです。
このため、作曲を行うためには、楽器演奏が必須だったのです。
現代でも、この手法を用いた作曲家はいます。
代表的な方の名前をあげると、X JAPANのYOSHIKIさんです。
YOSHIKIさんは、幼い頃からクラシックピアノの英才教育を受けてきた方です。
それゆえ、この作曲法で音楽製作を行えるのでしょう。僕には到底、無理な手法です(笑)
楽器経験がある方がDTMが有利になるから
DTMであれば、楽器経験がなくとも、作曲をすることは可能です。
実際に僕の知り合いの方でも、楽器が全く弾けないプロの作曲家がいます。
しかし、DTMを使って作曲を行う方には、何かしらの楽器演奏ができる方が多いです。
なぜなら、楽器経験がある方が、DTMを行う時に大きなメリットが働くからです。
例えば、DTMでの主な作業の一つに、打ち込みがあります。
打ち込みのやり方は、以下の2つがあります。
・マウスを使って一つずつ音符を打ち込んでいく方法
・MIDIキーボードを使用して、リアルタイムで打ち込んでいく方法
この2つです。
鍵盤の演奏経験者がMIDIキーボードを使えば、マウスで音符を一つずつ打ち込む必要はありません。
このことにより、作業ペースを一気に短縮化させることができます。
また、DTMは、歌を含む生演奏の録音が可能です。
ギタリストの場合、ギターを打ち込まなくとも、直接弾いて録音する方が圧倒的に早くなります。
実際に僕は、ギターを自分で弾き、歌も直接録音をしています。
更に、楽器を演奏するにあたり、細かなニュアンスや音の強弱も録音することができます。
これを打ち込みで再現しようと思ったら、一つずつの音符の音量を調整することになり、かなりの手間がかかります。
このことから、楽器の演奏ができないと、作曲ができないと言われてきたのです。
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DTMに楽器演奏は必要なのか?
これまで、作曲をするためには、楽器が弾けなくても可能であると解説してきました。
一方で、楽器が弾ける方がDTMを行うにあたり、大きなメリットが働くとも解説しました。
ここで、「作曲をするためには、楽器が弾けた方がいいんじゃないの?」、と思われているかと思います。
これについては、2つに分けて解説をします。
楽器を主体に作曲を行いたい場合
楽器を主体として作曲を行う場合は、楽器の練習を始めましょう。
楽器が弾ける方が、DTMでも応用ができ、大きなメリットが働きます。
このことから僕は、楽器演奏ありきで、作曲を行うことを強くオススメします。
ただ、どんな楽器にせよ、弾けるようになるまで、それなりの努力が必要になります。
また、今の時点で楽器をお持ちでない方は、購入しなければならない点もあり、コストがかかるでしょう。
そして、これまでの解説の通り、楽器演奏と作曲は、スキルがまるで違います。
楽器が弾けるようになったからといって、作曲ができるようになるわけではありません。
この点に注意をしてください。
楽器を使わずに作曲をしたい場合
楽器を使わずに、作曲がしたいのなら、DTMの一点のみに集中することをオススメします。
すでに解説した通りですが、パソコンの作曲ソフトに、様々な仮想の楽器があります。
それらを作曲ソフト上に打ち込むことで、それぞれの楽器の演奏を再現することができます。
DTMに興味がある方は、下記のリンクにて解説をしていますので、よければこちらも併せてお読みください。
DTM初心者に読んでほしい!何から始めればいいのか解説!
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まとめ
では、この記事も終盤になりますので、これまでの解説をまとめます。
◇楽器と作曲のスキルは全くの別物
◇楽器が弾けなくてもDTMでなら作曲はできる
◇楽器が弾ける方が作曲には有利
以上になります。
僕の作曲のキャリアのスタートは、ギター演奏から始まりました。
そのため、現在ではギター演奏を応用して、DTMを行なっています。
これから作曲を始めたいあなたは、
・楽器ありきでしたいか
・楽器なしでしたいか
このことを基準にして、判断していくと良いでしょう。
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では、この記事は以上になります。
あなたのお役に立てたら幸いです!