こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。
作曲で歌のメロディを作る時、やり方や考え方がわからないことがあると思います。
また、いいメロディがなかなか思い浮かばず、苦戦している方も多くいます。
メロディを作曲するときは4つの考え方があり、それを基に行えば、一気に何パターンも作れてしまいます。
この記事では、メロディを作る上での考え方や、具体的な実践方法などを解説します。
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メロディ作りの考え方
実際に作曲でメロディを作るときには、大きく4つのパターンがあります。
・メロディから作り始める
・歌詞を用意しメロディを作る
・コード進行を基にメロディを作る
・伴奏をDTMで作ってからメロディを作る
この4つのパターンのどれかが正解ということはありません。
人によってそれぞれですが、敢えてここでオススメの方法と、オススメしない方法を解説します。
オススメはコード進行を基にメロディを作る
僕が最もオススメするメロディ作りは、コード進行を基に行う方法です。
コード進行は、音楽の土台の部分になり、実際にメロディを作る時の助けになることが多いのです。
例えば、このような下記のようなコード進行があるとします。
C → F → G → Am
これは、世に流れている曲でもよく使われている、王道のコード進行です。
このコード進行を、ギターやピアノなどで繰り返し弾くだけで、メロディが思い浮かびやすくなります。
この方法を行なっているとき、「コードとメロディが合わないな…」と感じることもあると思います。
その時はしっくりくるまで、メロディやコードを変えてみるといいでしょう。
ポイントは、とにかく難しく考えないことです!
コードに沿って鼻歌を思うままに歌えば、それでオーケーです!
また、コードを母体としてメロディを作る方法は、下記リンクの記事にて詳しく解説をしています。
音楽理論不要!初心者でも出来るギターで作曲をする方法!
オススメできないのはメロディから作り始めること
僕が最もオススメしない方法は、メロディから作り始めることです。
ここで唐突ですが、今から思い浮かんだメロディを歌って録音し、聴いてみてください。
どうでしたか?
恐らく、何かの曲にあまりにも似過ぎていたり、つまらないメロディになっているはずです。
コードなどの土台がない状態だと、これといったメロディになかなか出会えず、時間を随分と消費してしまうことがよくあります。
この方法でメロディを作り始める方もいますが、それなりの音楽経験がないと難しいでしょう。
僕もたまにやりますが、なかなかメロディが定まらず、苦戦することが多いです。
できるだけ、コード進行を組み立ててから、メロディを作るようにしましょう。
メロディ作りのコツは繰り返しの中で変化をつけること
既に世に流れているような音楽には、一曲の中の至る所に、同じメロディが繰り返されています。
5秒前後という短い時間の中や、わずが1小節の中だけで、同じようにメロディが繰り返されています。
これは、音楽で最も重要とされる「リズム」が大きく関係しているからです。
リズムとは、一定の周期で等間隔で音が繰り返されたり、決まったパターンを刻み続けます。
メロディにもこのリズムというものが存在し、同じフレーズを繰り返すのです。
ここで一度、どのようにメロディが繰り返されているかを、考える必要があります。
このことを考えるときに最も有効なのが、あなたの好きな音楽を聴きこむことです。
よく耳を凝らして聴いてみれば、一定の間隔でメロディが繰り返し演奏されているはずです。
そして、その繰り返しの中で、メロディに少しや大きな変化があるはずです。
実際にあなたがメロディを作るときも、この変化を意識して作るといいでしょう。
もしも、全く同じメロディを繰り返すだけなら、すぐに飽きてしまうような曲になってしまいます。
ここで、同じメロディを繰り返しているだけの音声を用意しましたので、お聴きください。
途中で聴くのをやめそうになりませんでしたか?
世に出ている音楽では、この繰り返しに変化を付けていることがほとんどです。
よくあるパターンとして、
・途中でメロディのパターンを変化させる
・終わり方に変化をつける
といったことが多く採用されています。
ここで、先ほどの音声に、このことを意識して変化を付けてみました。お聴きください。
先ほどとは違い、飽きのこないメロディになったかと思います。
まずは、このことを意識してメロディ作りに当たってみましょう。
曲の構成と役割を考える
実際にメロディを作っていく上では、曲の構成をしっかり考えることも重要となります。
曲の構成ができていないままメロディを作ることは、目隠しをして道を歩くのと同じくらい危険とも言えます。
メロディを作るときは、どのような構成にするかを、しっかり考えなければいけません。
一般的な曲では、「イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ」、というそれぞれのパートで構成で作られています。
曲の始まりであるイントロが流れ、Aメロで歌が流れます。
Bメロでは曲調が変化し、サビで一気に盛り上がります。
大体の曲が、このような展開でしょうか。
メロディを作るときは、このような構成を意識すると、作りやすくなってきます。
例えば、以下の3点のような考え方があります。
・Aメロでは、なだらかなメロディを歌う
・Bメロでは、少し静かに歌う
・サビでは、一番伝えたいことを歌う
このことを意識して、メロディを作っていくといいでしょう。
もちろん、これが正解というわけではありません。
あなたなりにパートの役割を考えることで、オリジナリティのあるメロディを作ることができます。
音楽の主役であるサビのメロディへのこだわりを考える
サビには、曲の中で最も表現したいことを歌う役割があります。
サビとは、物語などでいうところの、結論の部分になりますね。
この最も表現したいことを意識するだけでも、十分にメロディが作りやすくなります。
ここで、僕がオススメする方法は、サビのメロディを一番最初に作り始めることです。
サビという結論が出ているので、そこから逆算して、AメロやBメロを作ればいいのです。
これは、音楽だけでなく、漫画や小説の執筆の時などでもよく採用されています。
あの大人気の海賊漫画も、この方法で執筆されているとか。
これは、僕も実際によく採用している作曲方法です。
サビから作り始めると、曲のキャッチーさが、一気に色濃くなることが多くなる印象です。
また、この方法を採用することで、メロディ作りの効率を飛躍させることができます。
是非とも採用してみてください。
まとめ
では、この記事も終盤になりますので、これまでの解説をまとめます。
作曲でのメロディ作りの4つの考え方は
・コード進行を基にメロディを考える。
・繰り返しのメロディの中で少しずつ変化をつける。
・Aメロ、Bメロ、サビの各パートの役割を考えてメロディをつける。
・音楽の主役であるサビをこだわって作る。一番最初に作り始めるのが効果的。
以上になります。
コード進行で土台を作り、メロディの変化や一番伝えたいことを意識すれば、必ずいいメロディを作れるようになります。
頑張ってくださいね!
では、この記事は以上になります。
あなたのお役に立てたら幸いです!