DTM初心者が覚えるべき編曲のやり方やコツを解説!

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こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。

DTM初心者にとって編曲(アレンジ)は、難しいように感じられるかと思います。

例えば、コード進行とメロディはできたけど、いい伴奏が作れずに手が止まってしまうことがよくあります。

作曲はメロディを作れれば成立しますが、編曲(アレンジ)では楽器を駆使したり、打ち込みのアプローチをどう取るかなどの要素が絡んできます。

そのため、編曲はDTM初心者にとって、簡単にはいかないのだと考えられます。

しかし、編曲には正しい手順を踏むことで、自由自在に行えるようになります。

更に、編曲のみならず、作曲にも活かすことができます。

この記事では、編曲を行う前にやっておいたほうがいいことや、

具体的な実践法などを解説します!

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編曲のコツを掴む早道は既存曲のコピー!

編曲をコツを掴むための早道は、既に完成された曲をコピーすることから始めるのが、圧倒的に早いです。

これは、作曲を行うときでも、同じことが言えます。

「いやいや、オリジナル曲の編曲がしたいんだけど?」、と思われてるかもしれません。

しかし、編曲のやり方がわからずに詰まってるなら、絶対にコピーから始めた方がいいでしょう。

メインとなるメロディを作ることは、実は誰にでも可能だったりします。

あなたは、なんとなく思いついたメロディを、鼻歌で歌ったことはありませんか?

実はその行為こそが、既に作曲を成立させているのです。

しかし、前述した通り、編曲となると様々な楽器を駆使したり、リズムの取り方を工夫しなければなりません。

コピーをすることで、既に完成された音楽がどのような楽器を使い、どうやってリズムをとっているかを学ぶことができるのです。

コピーはできたら、30曲を目安に行えばいいでしょう。

多すぎるよ!と思われるなら、10曲は頑張ってみてください。

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既存曲をコピーすることで編曲ができるようになる理由

既存曲をコピーすることで、編曲ができるようになりますが、その理由を下記の項目にて解説します。

既に完成された曲から直接音楽の作り方を学ぶことができる

実際に編曲を行うとき、理論やテクニックを学習しようとする方がいます。

確かに、音楽を続けていく中で、理論やテクニックが必要になる場面はあります。

しかし、実際にそのようなことを学んでも、編曲にどう活かしていいかわからないという声も沢山聞きます。

ところが、既存曲のコピーを行うと、その曲の中身を知ることができ、作り方を直接学ぶことが可能になります。

これは、あなたが実際に編曲を行うときの、イメージ力を育むことに直結します。

経験が0の状態でも、編曲の能力を向上させることができる。

実際にコピーを行うだけで、あなたの編曲の能力を向上させることができます。

前述した通り、コピーを行うことで、その音楽から曲の作り方を学ぶことができます。

例え一曲だけでも、コピーをした時点で、あなたの編曲能力は確実にアップします。

なぜなら、コピーをした時点で、あなたの音楽に対する引き出しが増えるからです。

音楽に対する引き出しが増えることで、実際に編曲を行うとき、

・ここはこういうリズムを刻んでみよう!

・ここでピアノのフレーズを入れてみよう!

というような、発想力が身につきます。

センスを磨くことができ、様々なメロディやリズムを再現できるようになる

コピーを続けていくことで、何気なく聴いた音楽のメロディやリズムを、編曲に活かすことができるようになります。

なぜなら、コピーを続けることで、音楽の中身がわかるようになる能力が自然と身につくからです。

例えば、ライブを観に行った時など、目当てじゃない出演者さんの曲を聴いた時などに、

「この曲のこのフレーズ、自分の曲に使えそうだなあ」と、閃く場面が訪れます。

また、立ち寄ったお店で流れている曲を少し聴いただけでも、上記と同様の瞬間があるでしょう。

そのような閃きが出るということは、あなたの音楽的なセンスが磨かれたということになります。


逆に、コピーをしていなければ、音楽的なセンスを磨くことはできません。

音楽の中身を自然と聴き取る能力は、単に聴いているだけでは、会得することはできません。

沢山の曲をコピーし、あなたのオリジナル曲に使えそうなフレーズを沢山いただきましょう!

ただし、人様の曲をそのままパクるのはダメですよ!

あくまで、アレンジの参考として、捉えておきましょう!

イメージ力が高くなり、編曲のスピードを上げることができる

編曲や作曲を行う時、理論やテクニックを駆使して行う場合もあります。

確かにそのようなことも、編曲をする上で、必要ではあります。

しかし、それと同時に必要なものは、あなたのインスピレーションです。

コピーを続けることで、インスピレーションが育まれます。

この結果、編曲のスピードが上がるだけでなく、理屈抜きでの編曲ができるようになるのです。

インスピレーションが育まれると、面白いように編曲を進めれるようになりますよ!

最高の編曲ができるように、コピーを頑張っていきましょう!

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既存曲のコピーのやり方

ここでコピーと聞くと、それはそれでハードルの高さを感じられる方もいるかと思います。

ここで、コピーをする対象の曲の選び方や、具体的なコピーの方法について解説をしていきます。

難しすぎず簡単すぎない曲を選ぼう

選曲のポイントは、難しい曲を選んではいけません。

例えばバンド系の曲だと、楽器陣がものすごいテクニカルな演奏をしているような曲などは、選ぶべきではありません。

このような曲は、複雑なリズムを刻んでいたり、技巧を駆使した演奏を再現していたりしています。

例え、手元にその曲の楽譜があったとしても、打ち込むのに相当な時間がかかってしまいます。

初めてのうちから、そのような曲のコピーに挑戦すると、確実に挫折します。

かと言って、簡単すぎる曲を選ぶことも、よくありません。

簡単すぎる曲だと、今度は編曲の練習にならない可能性があります。

コピーする曲を選ぶ基準は、「頑張ればできるかな?」くらいのものを選ぶようにしましょう。

コピーする曲の楽譜を用意しよう

コピーしたい曲が決まったら、その曲の楽譜を用意して、それを参考にしながらコピーしてみましょう。

ここで、楽譜の読み方を、ある程度覚える必要も出てきます。

しかし、それが出来れば、音楽的な知識を同時に習得できるようになります。

とは言えど、いきなり一曲丸ごとコピーするのも、難しいことだと思います。

最初のうちは、1小節だけコピーしてみるなど、少しずつ始めてみるようにしましょう!

耳コピにも挑戦してみよう

楽譜からのコピーに慣れてきたら、今度は耳コピにも挑戦することをオススメします。

確かに、楽譜を元にコピーをするだけでも、十分に編曲の能力を高めることはできます。

しかし、敢えて耳コピにも挑戦することで、音楽の構成を感覚的に把握することができるようになります。

作曲でも同じことが言えますが、編曲とは「頭に浮かんでいるイメージを音として再現する」作業になります。


まずは、簡単な曲から1小節ずつ耳コピをしていきましょう!

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編曲の実践!

では、これまでのことを踏まえた上で、編曲の実践方法について解説をします。

しっかりと手順を踏んで行うために、これからの解説をしっかり読んでください。

ジャンルを決める

まず、あなたが作曲した曲を、どういう編曲にしたいかを決めましょう。

例えば、バンド系の音楽なら、「ロック」「ポップス」「バラード」などがあります。

ただ、これだけだと、イメージが大雑把すぎるかと思います。

ここで、あなたの好きな音楽と照らし合わせて、ジャンルを決めるみるといいでしょう。

ジャンルに沿って使う楽器を選ぶ

ジャンルが決まったら、あなたがお使いのDAW(作曲ソフト)に、使いたい楽器を設定をしましょう。

例えば、ロックやポップスなら、ギター/ベース/ドラムの3種類が基本となります。

バラードなら、ストリングスやピアノなども使用することがあります。

あなたの好きな音楽が、ロック系でもシンセサイザーを使用しているなら、それを追加してみるのもいいでしょう。

作ったメロディに対して伴奏を打ち込む

編曲を行う段階に来ているなら、主役となるメロディはある程度できていることと思います。

ここで、そのメロディに伴奏をつけることが編曲になります。

何かしらの楽器を設定していると思いますが、どれ打ち込み始めればいいかの正解はありません。

しかし、ここで敢えて僕は

ドラム→ベース、もしくは、ベース→ドラムのリズム楽器から打ち込みを始めてから


ギターやピアノなどの楽器の打ち込みを始めることをオススメします。

音楽とは、リズムという土台を中心としながら、メロディを奏でているのです。

このため、まずはドラムやベースのようなリズム楽器を先に作ることで、音楽の土台を作ることができます。

土台をある程度作ってから、ギターやピアノを打ち込むようにすれば、編曲がよりやりやすくなります。

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ドラムのアレンジのやり方

ドラムのアレンジをする手順としては、まず初めに、基本となるリズムを作るようにしましょう。

オーソドックスな8ビートから打ち込み、このリズムを最後まで作ります。

次に、コードの切り替わりの箇所にクラッシュシンバルを打ち込んだり、

AメロからBメロに移り変わるタイミングで、フィルインを入れるようにすればグッドです!

ドラムのリズムには、いくつかのパターンがあります。

このことは、下記リンクの記事にて詳しく解説していますので、

お気になる方は、こちらも併せてお読みください。

・DTMでの打ち込みドラムの基本やパターンを解説! 

ベースのアレンジのやり方

ベースのアレンジ方法の基本は、ルート音に沿ってスケールを展開していくことです。

ルート音とは、音楽にあるコード進行の中の、最も低い部分の音のことを言います。

このルートを基調としながら、曲の展開に沿ってスケールやオクターブを意識して編曲を進めましょう。

こうすることで、ベースの存在感をアピールすることができます。

ベースのリズムにも、いくつかのパターンがあります。

下記リンクにて、このことについて詳しく解説をしています。

お気になる方は、併せてこちらもお読みください。

・DTM!ベースの打ち込み方やコツを紹介します! 

ギターやピアノのアレンジのやり方

ドラムとベースで土台を作ったら、今度は音楽の準主役とも言える、ギターなどのアレンジをしていきましょう!

歌のないジャンルの音楽なら、ギターやピアノが主役になりますね!

これは、使う楽器によって演奏方法が異なるため、

打ち込みで行う場合は、このことを意識しながら行ってください。

ドラムやベースと違い、ギターなどの楽器での編曲のポイントは、

・リズムの隙間を埋めるメロディを作る

・休符を意識してメロディを作る

この2点にあります。

ただ単に隙間を埋めるだけでは、自己主張の強いだけの演奏になります。

なので、時々は休符を入れてみるようにしましょう。

そうすれば、演奏の緩急がつき、曲の良さをグッと引き立たせる編曲ができます。

更に、主役のメロディにハモリを入れるようなフレーズをつければ、グッドです!

ストリングスのアレンジ

ストリングスとは、ヴァイオリン・チェロ・コントラバスなどの、オーケストラなどで使用される楽器のことを言います。

近年では、無料のDAW(作曲ソフト)でも、ストリングスが搭載されていることがあります。

バラード系の曲でよく使用されますが、編曲の仕方によっては、ハードロックなどでも使用されることがあります。

ストリングスを使って編曲することで、サビなどでの盛り上がりを、より壮大に演出することができます。

使い方のコツとしては、ルートに沿ってなだらかにメロディを打ち込むことです。

そして、要所で細かく刻んでみたりすると、壮大な空気感を演出することができます。


もし、お手持ちのDAW(作曲ソフト)にストリングスが搭載されていない場合は

dtm ストリングス 音源 フリー

というキーワードで検索をかければ、ストリングスのダウンロードサイトがヒットするはずです。

お気になる方は、ダウンロードしてみましょう!

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まとめ

この記事では、編曲をするためのステップや、具体的な方法について解説をしてきました。

やはり僕は、小手先のテクニックや理論を覚える前に、既存曲のコピーから始めることを強くオススメします。

実際に完成されている曲の中身を知らないまま、理論やテクニックだけで編曲を行うと、途中で行き詰まる可能性が高いからです。

もしもコピーをしていない場合、あなたの音楽に対する引き出しは、乏しい状態になるでしょう。

このため、編曲をするのが困難になってしまいます。

また、なんとか編曲を進めることができても、どの曲も似たようなアレンジばかりになるという現象が発生します。

このことを解消するために、30曲を目安にコピーを経てから、編曲を実践するようにしましょう。

またこのサイトでは、編曲の方法を含む、無料でDTM作曲講義を公開しています。

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では、この記事は以上になります。

あなたのお役に立てたら幸いです!