作曲で役に立つコード進行の作り方やルールを伝授します!

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こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。

Twitter:@zinnia_tetsu

ギターやピアノなどで、コード進行を作り、そこから作曲を進める手法があります。

しかし、コードには覚えきれないほどの、沢山の種類があります。このため、全てを1から覚えるには、膨大な時間を要してしまいます。

特に作曲の初心者の方だと、コードの種類を覚えるだけでも、挫折しそうになるでしょう。

また、覚えたコードを当てずっぽで作っても、聴き心地の悪いコード進行にしかなりません。

コード進行の作り方には、ある程度のルールがあります。それに沿って行うことで、スムーズにコード進行を作ることができます。

また、ルールに沿って行うことで、膨大な量のコードを全て覚える必要はありません。

この記事では、作曲で役に立つコード進行の作り方について解説をします!

コード進行の概念

コード進行の作り方の前に、コード進行の概念について、お話をします。

このことについては、大きく3つに分けて、考えることができます。

この3つを学習することで、あなたが今後、作曲をしていく上で大きく役立ちます。

これからの項目を飛ばさずに、しっかり読むようにしてくださいね!

そもそもコードとは何か?

コードとは、複数の音を同時に鳴らす音のことで、日本語では「和音」と呼ばれています。

複数の異なる音を重ねて鳴らすことで、明るい響きや暗い響きなどを、演出することができます。

使うコードを選定することで、コード進行から作曲を行うとき、曲調をどうしたいかを簡潔に決めることが可能になります。

また、一般的な音楽で使われる音は、全部で12種類存在します。

これは、下の鍵盤の画像をご覧になれば、わかりやすいです。

まず、白い鍵盤が7つあり、黒い鍵盤が5つあります。

この2つを足すと、音が12種類あることがわかります。

この12種類の音の中から、3つや4つ同時に鳴らすことで、綺麗なハーモニーを再現することができます。

3つの音を重ねるコードのことを、3和音と言います。

4つの音を重ねるコードのことを、4和音と言います。

音楽の世界では、この和音を一つずつ整理してあり、それらのことを「コード」と呼ぶのです。

また、複数あるコードをわかりやすくするために、それぞれに名前が付けられています。

「C」「Am(マイナー)」「DM7(メジャーセブンス)」、などのような名前です。

この名前のことを、コードネームと言います。

そもそもコード進行とは何か?

コード進行とは、読んで字のごとく、「コードの進行」のことを言います。

どのようにして、コードを展開させるか、という言い方もできます。

コード進行を採用している音楽は、演奏時間の経過とともに、コードが移り変わっていきます。

ミュージシャン同士の会話では、「あの曲のコード進行は…」、といった感じで使われることが多いですね。

ここで、コード進行の例を挙げてみます。

【C → G → Am → G】

このコード進行だと、

CからGに、GからAmに、AmからGに

といった感じで、時間の経過とともに、コードが展開していきます。


このようなコードの移り変わりのことを、コード進行と言います。

コードとは音楽の背景である

音楽には、様々なジャンルがあります。代表的なもので言えば、ポップス、ロック、バラードなどですね。

ほとんどのジャンルで同じことが言えますが、音楽にはメロディというものがあります。

そのメロディの背景を彩っているのが、コードと言っていいでしょう。

一曲の音楽の中で、コードが変化していくことで、聴き手は音の変化を感じ取ることができるのです。

このことから

「Aメロは明るかったけど、Bメロで少し切なくなったな」

という印象を、リスナーに付けることができます。


また、同じメロディであったとしても、全く違うコードをつけることも可能です。

このことは、下の2つの音声をお聴きになれば、わかりやすいです。

・F → G → Em → Am

・Am → G → Em → Am


このように、メロディは同じでもコードを変えることで、背景を変えるという演出も可能になります。

これは、コード進行で作曲をするときに、大きく役立つ知識となります。

是非、実践してみてください。

このことについては、下の記事で詳しく解説をしています。

お気になる方は、こちらも併せてお読みください。

・思いついたメロディにコードを付ける効果的な4つのステップを解説!

コード進行にはある程度のルールがある

コード進行を作るには、ある程度ルールがあり、それに沿って行うとスムーズにできます。

まずは、下のコード一覧表のリンクにアクセスし、ご覧になってください。

・ギターコード一覧表

・ピアノコード一覧表

ご覧になられた通り、コードには膨大な種類があります。

これらを一つずつ覚えると、日が暮れてしまいます。

特にギターの場合だと、コードによっては弦の押さえ方が複雑になり、苦戦するのが目に見えてます。

しかし、基本的なコード進行を作る場合は、これら全てのコードを覚える必要はありません。

もちろん、覚えておくに越したことはないですが、これから解説するルールに従うだけでも十分です。

そのルールとは、キーの確定と、ダイアトニックコードの2つです。

キーを確定させ、そこから使えるコード、すなわちダイアトニックコードを活用すればオーケー!

では初めに、キーの確定のやり方から解説をします。

キーの確定の方法

キーのことを簡単にいうと、「どんな音を軸にして音楽を形成するか?」ということになります。

難しいように感じられたかもしれませんが、そんなことはありません。

キーを確定させるためには、「あなたがどのコードを主体としてコード進行を作りたいか?」を基準に考えるといいでしょう。

例えば、Cコードを主体にしたいとお考えなら、キーを「C」に設定すればオーケー!

「そんな決め方でいいの?」、と思われたかもしれませんが、何の問題もありませんのでご安心を!

こうやってキーを確定させることで、使えるコードが決まってきます。

この使えるコードのことを、Cのダイアトニックコードと言います。

次に、このダイアトニックコードについて、解説を進めます。

キーからダイアトニックコードを割り出す方法

ダイアトニックコードとは、確定させたキーに沿って使える、7つのコードのことを言います。

これは、キーが変わることで、使えるコードの内容が大きく変わってきます。

前述では、キーをCに設定しましたが、DやEに設定する場合もあります。

また、キーには全部で12種類あります。

わかりやすいように、画像を用意しましたので、ご覧になってください。

この一覧表を基にすれば、あなたが設定したキーに沿った、ダイアトニックコードをすぐに割り出すことができます。

「キーをCに設定したから、Cのダイアトニックコードから、コード進行を作ればいいのか!」

というような、イメージで割り出せばオーケー!

キーに沿った、7つのコードを覚えるだけなので、膨大な量のコードを覚える必要はありません。

基本的なコード進行を確定させる

これから、ダイアトニックコードを基に、基本的なコード進行の作り方を解説していきます。

キーからダイアトニックコードを割り出せても、単にコードを並べるだけでは、あやふやなコード進行になってしまいます。

これから、コード進行の例をいくつか紹介します。

3(スリー)コード = 音楽の主要となる3つのコード

ほとんどの音楽には、その曲の主要となる3つのコードがあります。

その3つのコードのことを、3(スリー)コードと言います。

その3つのコードは、キーのⅠ・Ⅳ・Ⅴのコードを指します。

詳しくは、先ほど紹介した、ダイアトニックコードの一覧表をご覧になってください。

キーが「C」なら、3コードは「C , F , G」の3つが該当します。

まずはこの3つを使って、コード進行を作ってみましょう!

ここで、3コードを使ったコード進行の例を、3パターン用意しました。

お聴きになってください。

・C → F → G → C

・F → G → C → C

・F → C → G → C

たった3つのコードだけでも、十分に音楽らしさが形成できているのが、わかると思います。

これらのコード進行を聴いているだけでも、歌のメロディが思い浮かんできそうですね(笑)

では、次は3コード以外のコード進行のパターンを紹介します!

マイナーコードを混ぜたコード進行

今度は、マイナーコードを織り交ぜて、コード進行を作ってみます。

マイナーコードとは、コードネームに「m」の文字が記載されているコードのことを言います。

このコードを混ぜることで、より音楽の背景を彩ることができます。

キーがCの場合、使えるマイナーコードは、以下の4つが該当します。

Dm / Em / Am / Bm♭5

C以外のキーのマイナーコードは、上のダイアトニックコードの一覧表をご確認ください。

ここで、僕が作ったコード進行のパターンを、用意しました。お聴きになってください。

・C → Dm → G → Am

・F → G → Am → C

・Dm → C → G → Am

お聴きいただいた通り、マイナーコードをつけたことで、切なさが演出された背景になりましたね。

4和音のコードを使ったパターン

これまで紹介した音声は、すべて3つの音で構成される、3和音でのコードを使ったコード進行です。

ここからは、4つの音で構成される、4和音を使ったコード進行をご紹介したいと思います。

音声をお聴きください。

・CM7 → Am7 → Bm7♭5 → Em

切なくも、お洒落な雰囲気のある背景を、演出することができました。

4和音コードとは、

セブンス、マイナーセブンス、メジャーセブンス

などのコードが該当します。


3和音でのコード進行に飽きたら、4和音を使用してみるといいでしょう。

ダイアトニックコードに縛られないコード進行

コード進行を作るときは、必ずしもダイアトニックコードに限定する必要はありません。

これは先ほど紹介した、4和音でのコード進行も、このことに該当します。

この記事内では、「ある程度のルールに沿って」、という言葉で解説をしてきました。

ある程度のルールとは、「必ずしもルールに沿う必要はない」ことを意味しています。

自由な発想でコード進行を作ることで、作曲者のオリジナリティが発揮されるものなのです。

僕自身も、ダイアトニックコードに縛られず、他のコードを使って作曲することが多いです。

では、音声を用意しましたので、お聴きください。

・F → G → Em → Am → B♭ → G

このコード進行の最後の方で、「B♭(フラット)」という、メジャーコードが登場しています。

キーは「C」に設定しているコード進行ですが、「C」のダイアトニックコードでは、「B♭」は登場しません。

しかし、実際に進行を聴いた時、そこまでの違和感は感じなかったはずです。

このように、必ずしもダイアトニックコードに沿らなくても、コード進行を作ることができます。

また、次のようなコード進行を、作ることも可能です。

・F → G → E7 → Am7 → A7

このコード進行はキーを「C」にしながらも、ダイアトニックコードから大きく外れたコードを使用しました。

具体的には、E7(イーセブンス)A7(エーセブンス)の2つが該当します。

キーが「C」の場合、ルール通りならこの箇所は、「Em」「Am」になります。

しかし、敢えてマイナーコードをセブンスコードに置き換えることで、渋みのある背景を演出することができます。

こうすることで、コード進行の作り方の幅が大きく広がります。

ダイアトニックコードに沿ってコード進行を作ることに飽きたら、このような方法を実践してみましょう!

マイナーキーを軸としたコード進行

これまでの解説で紹介してきたコード進行のほとんどは、「メジャーキー」を主体としていました。

実は、キーにはもう一つの種類が存在します。それは、「マイナーキー」です。

このキーを確定する考え方は、メジャーキーと同様の方法で行えばオーケー!

Amコードを軸にコード進行を作りたいとお考えなら、キーを「Am」にするイメージです。

そして、このマイナーキーにも、ダイアトニックコードが存在します。

ここで、マイナーキーのダイアトニックコードと、コード進行のパターンも併せて紹介しておきます。

マイナーキーのダイアトニックコード

ではここで、マイナーキーのダイアトニックコードの一覧表を用意しました。ご覧になってください。

実はマイナーキーとは、メジャーキーの数える順番を変えることで成立します。

例えば、メジャーキーのダイアトニックコードは、

Ⅰ→Ⅱm →Ⅲm → Ⅳ → Ⅴ → Ⅵm → Ⅶm♭5

という順番で数えられます。

この順番を、ⅥからスタートしてⅤを最後とする数え方をすると、以下のようになります。

Ⅵm → Ⅶm♭5 → Ⅰ → Ⅱm → Ⅲm → Ⅳ → Ⅴ

メジャーキーの数え方をこのように変えることで、マイナーキーを定義つけることができます。

ここで、Cメジャーキーをこの方法で、数えてみます。

C → Dm → Em → F → G → Am → Bm♭5

↓ ↓ ↓

Am → Bm♭5 → C → Dm → Em → F → G


Aマイナーキーのダイアトニックコードになりました!

このことから、CメジャーキーとAマイナーキーの両者は、使われているコードが全く同じであることがわかります。

これは、他のキーでも同様のことが言えます。

では、このことを踏まえた上で、マイナーキーのコード進行の解説に移ります。

マイナーキーのコード進行

ここからは、キーをAmに設定して、3パターンのコード進行をご紹介します。

・Am → G → F → C

マイナーコードからスタートし、最後はメジャーコードで終わるコード進行です。

最初は少し切なげでも、最後の方で明るさを演出することができます。

・F → G → C → Am × 2

明るいスタートを切りながらも、最後の方でマイナーコードを使うことで、切なさを演出するコード進行になりまた。

・Am → C → Dm → C × 2

この進行は、ロックでよく使われる、オーソドックスなコード進行です。

僕のバンドの曲でも、このコード進行がよく登場します(笑)

まとめ

この記事では、基本的なコード進行の作り方、応用したような作り方を解説してきました。

作曲初心者の方は、かっこいいコード進行を作ろうと考えられるかと思います。

この記事で解説した通りに、コード進行を作っていけば、あなたなりのコード進行を作ることができます。

このことを出来るようになるまで、根気よくコード進行の作成に、取り組んでいってくださいね!

では、この記事は以上になります!

あなたのお役に立てたら幸いです!