Logic Pro Xのプラグインを使ってボーカルをミックスする方法を解説します!

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こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。

Twitter:@zinnia_tetsu

Logic Pro X(ロジックプロテン)を使った、ボーカルミックス・編集の方法について、解説をしていきます。

このDAW(作曲ソフト)には、優秀なプラグインが豊富に搭載されています。

使いこなせば、外部のプラグインを使わなくても、十分にボーカルの魅力を引き出すことができるでしょう。

では、Logic Pro Xを使った、ボーカルミックスの解説を進めます!!

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ボーカルのトラックにプラグインを追加する方法

Logic Pro Xでボーカルをミックスするためには、トラックにプラグインを追加する必要があります。

トラックについては、以下の画像をご覧になれば、わかりやすいです。

トラックとは、ボーカルや楽器音声などのデータを収納している入れ物のようなものです。

プラグインとは、イコライザーやコンプレッサーなどのエフェクターや、

ピアノやシンセサイザーなどの音源に、アンプシミュレーターなどのことの総称です。


ボーカルのミックスで使うプラグインは、主にエフェクターを使用していきます。

では、ボーカルのトラックにエフェクターを追加する方法を解説していきます。

下の画像をご覧になってください。

まず始めに、プラグインを挿入したいトラックを選択します。

次に、画面左上のiボタンをクリックしてください。すると、次のような画面になります。

画面の左側に、トラック単体のミキサーが登場しました。

画像の赤く囲ってあるAudio FXという箇所に、エフェクターを追加していきます。

追加する方法は、ここにアイコンを合わせてクリックすると、下のような画面になります。

登場したメニューの一覧が、エフェクターになります。ここから追加したいものを選択していきます。

ボーカルのミックスで使用するエフェクターは、以下の5つです。

・イコライザー

・コンプレッサー

・ディエッサー

・リバーブ

・ディレイ

それぞれについて、解説をしていきます!

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イコライザーで低音域とノイズをカットする

まずボーカルトラックの、不要な周波数をカットするために、イコライザーを使用します。

Logic Pro Xには様々な種類のイコライザーが搭載されていますが、ボーカルのミックスでは、Channel EQというものを使います。

イコライザーの追加方法は、下の画像をご覧になてってください。

Audio FXをクリックしたら、EQ → Channel EQ → ステレオの順番で選択すればオーケー!

イコライザーの使用目的は、前述の通り、不要な低音域やノイズをカットすることにあります。

これをしておかないと、ボーカルがオケの低音域とぶつかり、音のゴワツキの原因となります。

どの程度カットするかは、歌い方などによって変わってきます。

ここでは、50Hz以下をバッサリ切り落とします。なぜこの数字なのかというと、人間は50Hz以下の音声を、聴き取ることができないからです。

では、下の画像をご覧になってください。

イコライザーの画面が立ち上がったら、左上にあるへの字になっているボタンをクリックします。

このボタンは、バイパスフィルタと呼ばれるもので、指定した数字以下の帯域をカットする役割があります。

イコライザーを立ち上げた時点では、オフになっています。よって使いたい場合は、への字をクリックしてオンにしておきましょう。

オンにしたら、下の方で赤く囲っている箇所に目を向けてください。数値が3段に分かれて、設定されているのがわかると思います。

その一番上の数値を50Hzに設定すれば、低音域をカットすることができます。

続いて、ノイズも一緒にカットしてしまいます。

これは、ボーカルに限らず、大体の楽器音声にはノイズが発生する帯域が存在します。

ここも同時にカットしておくことで、ボーカルの音声をスッキリとさせることができます。では、下の画像をご覧になってください。

まず、選択したフィルタの一番下の数値を100に設定します。

ここの数値は、Qフィールドと呼ばれるもので、増減する周波数の前後を決めるものです。DTMの世界では、「Q幅」と呼ばれています。

次に、真ん中の数値を+24(最大値)まであげます。この数値はゲインと呼ばれるもので、指定した周波数の音量を上下させる役割があります。

次に、1番下の数値(周波数)を上下させながら、音を聴きます。すると、どこかでハウリングを起こす箇所が出てきます。

それが、ボーカルトラックのノイズに該当する場所です。

それを発見したら、その場で、ゲインを-24(最低値)まで下げます。下の画像をご覧になってください。

上の画像のように、数値を最大まで下げることで、ノイズをカットすることができます。

また、ノイズの発生箇所が複数ある場合もあります。その時は、他のフィルタを使い、同じ方法でカットしていけばオーケーです!

これで、イコライザーを使ったノイズ処理は完了です!

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コンプレッサーで音量バランスを均一にする

Logic Pro X標準搭載のコンプレッサーは、初心者にも扱いやすいと評判です。

コンプレッサーとは、トラックの音を圧縮し、音量を均一にするためのプラグインです。

ボーカルとは、音量幅(ダイナミクスレンジ)が非常に広いパートです。

例えば、Aメロでは歌声が小さいのに対し、サビでは大きくなるなどがよくあります。

ミックスでは、このボーカルの音量幅を均一にする必要があります。

これをしなければ、声が急に大きくなったり、小さくなったりします。そうなると、聴きづらい音楽が出来上がるだけです。

また、これはボーカル以外のトラックにもよく活用され、ミックスでは欠かせないプラグインとされています。

では、ボーカルのトラックに、コンプレッサーを追加します。下の画像をご覧になってください。

Audio FXをクリックし、Dynamics→Compressor→ステレオの順番で選択すれば、

ボーカルトラックに、コンプレッサーを追加することができます。

すると、画面が以下のようになります。ご覧になってください。

ご覧になったように、コンプレッサーには数多くのパラメータが存在します。

これを一つずつ設定していきますが、主に以下の8つを設定します。

・7種類あるコンプレッサーの中から、一つを選ぶ。(どれを選んでも問題はありません。)

・AUTO GAINとAUTO RELEASEをオフにする。

・THRESHOLD(スレッショルド)

・RETIO (レシオ)

・ATTACK(アタック)

・RELEASE(リリース)

・KNEE(ニー)

・MAKE UP(メイクアップ)

それぞれのパラメータに分けて、使い方の解説を進めていきます。

どのコンプレッサーを使えばいいのか?

Logic Pro X標準搭載のコンプレッサーには、7種類もの数が用意されています。

これは、種類によってかかり方が変わってきますが、どれを選択しても問題はありません。

ここでは、Platinam Degital(プラチナデジタル)を選択して、解説を進めていきます。

オートゲインとオートリリースをオフにする

Logic Pro Xのコンプレッサーには、オートゲインとオートリリースというパラメータが存在します。

これは、ボーカルなどのトラックに合わせて、自動的に数値を決めてくれるものです。

しかし、ここではオフにして、ボーカルのミックスをすることをオススメします。

なぜなら、手動で行った方が、音の変化を感じ取りやすくなるからです。

また手動の方が、自然な形で圧縮をかけることができるのも、オススメする理由の一つです。

オフにするには、上の画像のように設定してください。

スレッショルド = 圧縮するしきい値を決める

まずは初めに、スレッショルドというパラメータの設定から行います。

このパラメータは、圧縮をかけるしきい値を決めるものです。

しきい値とは、圧縮する音量の位置を決めるパラーメータです。

決まった位置から、音が飛び出そうとするのを防ぐイメージです。


音の変化については、聴覚的な面と、視覚的な面での確認が可能です。下の画像をご覧になってください。

しきい値を視覚的に確認するために、コンプレッサーの画面のGraph(グラフ)をクリックしてください。

すると、画面が上の画像のように切り替わります。

画面左側の線がしきい値になります。音量がここを越えようとすると、音が圧縮される仕組みです。

スレッショルドでは、この線の高さを決めることができます。

「この数値にすればいい」、という明確なものはありません。よって、オケを流しながら数値を前後させ、ちょうどいいところで設定すればいいでしょう。


ここでは、スレッショルドの数値を-20に設定しました。

レシオ = 圧縮の比率をコントロールする

次にレシオを使い、ボーカルのトラックの圧縮の比率を設定します。

これも明確な数値はありませんが、ボーカルの場合は比率を上げすぎると、圧縮がかかりすぎる傾向にあります。

こうなると、元々の歌声の抑揚などが潰れて、平坦な音になってしまいます。


よって、比率は低めに設定すればいいでしょう。

アタック = 圧縮のかかり始まるタイミングを設定する

アタックを使い、ボーカルのトラックに圧縮をかけ始めるタイミングを設定します。

これも明確な数値はないのですが、ボーカルのミックスでは、数値を低めにし早く圧縮をかけることが多いです。

数値が大きくなると、圧縮がかかるタイミングが遅くなります。

ここでは、5.5msに設定し、コンプを早い段階でかかるようにしました。

リリース = 圧縮をいつまでかけるかを設定する

リリースを使い、圧縮をかけ続けるタイミングを設定します。

数値が小さいと圧縮がかかる時間が短くなり、大きいと長くなります。

これも他のパラメータと同様に、明確な数値はありません。

しかし、ボーカルのミックスの場合だと、この数値を上げすぎると歌声が潰れる傾向にあります。

そうなると、抑揚などの特徴がなくなってしまいます。

リリースは長めでも、ハーフ程度にしておけばいいでしょう。

ニー = しきい値の圧縮の強度を設定する

ニーを使い、しきい値の圧縮の強度を設定します。

これは、数値が0に近づくほどに、圧縮の強度が強くなります。

逆に0よりも小さくなると、強度が弱くなり、柔らかく圧縮がかかります。

これも明確な数値はありませんが、ボーカルのパートの場合は、0にして柔らかくする方がいいでしょう。

そうすることで、歌声の特徴を潰さずに、圧縮をかけることができます。

ここでは、以下の画像のように、ニーを設定しました。

メイクアップ = ボーカルをオケに馴染ませる

メイクアップを使い、ボーカルをオケに馴染ませましょう。

メイクアップとは、トラックの最終的な音量を決めるパラメータのことです。

これも明確な数値はありません。よって、オケを再生しながら、メーターを上下させるといいでしょう。

その中で、オケと馴染む箇所まで設定すればオーケー!


ここでは、以下の画像のように設定しました。

ディストーションを使い歌声を太くする

Logic Pro X標準のコンプレッサーには、ディストーションというパラメータが付いています。

ディストーションとは、音を歪ませる効果があるのですが、ここでは音を太くするために使います。

パラメータの種類は、[off] [soft] [Hard] [clip]の4種類存在しますが、ここではsoftを使用します。

というか、softが一番音が太くなる印象があります。

Hardだから、より音を太くできそうなのですが、これがLogic Pro Xの仕様なのでしょう。

尚、このパラメータを使うことで、ボーカルが前に出すぎることもあります。

その場合は無理に使わずに、offにしておけばいいでしょう。もしくは、メイクアップを下げるのも手段の一つです。

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ディエッサーを使い歯擦音(しさつおん)をカットする

ディエッサーとは、ボーカルの声の歯擦音(しさつおん)をカットするためのプラグインです。

歯擦音とは、「さしすせそ」などの声を発声するときに起こる、息漏れのことを言います。


試しにここで、「さしすせそ」と発声してみてください。

他の言葉と違い、息漏れが多く発生しているのが、わかると思います。

日常会話などでは、このようなことを気にすることはまず無いでしょう。

しかし、ボーカルのミックスでは、気にしなければいけません。

なぜなら、マイクはこの歯擦音を大きく録音しているからです。


Logic Pro Xには、それをカットするためのディエッサーというプラグインが、標準搭載されています。

では、ボーカルのトラックにインサートしましょう。

Audio FXをクリックし、Dynamics→DeEsser→ステレオの順番で選択していけば、ディエッサーを追加できます。

すると、以下のような画面が登場します。

ディエッサーが立ち上がったら、Monitor(モニター)→Sensitivity(センシティビティ)を選択します。

こうすることで、このエフェクターがボーカルの歯擦音のみを抜き出してくれます。

トラックをソロモードにし、ボーカルだけを流して聴いてみると、わかりやすいでしょう。

この状態にしたままで、このエフェクターのパラメータを設定していきます。下の画像をご覧になってください。

まず、画面左上のFreqency(フリケンシー)を、最大値まで上げます。これは、歯擦音を低減する周波数を決めるパラメータになります。

次に、その下のSensitivity(センシティビティ)を上げることで、歯擦音をカットすることができます。

ここで、このパラメータを上げすぎると、歯擦音以外の声もカットされてしまいます。ここでは、7.2%に設定しています。

これらのパラメータの設定ができたら、モニターをオフにするようにしてください。


では、更にパラメータを設定していきます。下の画像をご覧になってください。

画面右側にある、Frequency(フリケンシー)を最大値まで上げます。

最後にストレンジを設定し、歯擦音に圧縮をかけます。ここの数値は上げすぎると、歌声がこもってしまいます。


よって、実際にオケを再生しながら、丁度いいところで設定する方がいいでしょう。

これで、歯擦音をカットすることができました!

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空間系エフェクターを使いボーカルの輪郭をハッキリとさせる

空間系エフェクターとは、音に広がりの効果をつけるものです。

わかりやすく言うと、大きなコンサートホールで声を出した時のような広がりや、山彦のような効果をつけることができます。。

このような空間系エフェクターは主に、リバーブとディレイの2種類があります。

Logic Pro X標準搭載のリバーブとディレイは、大変に優秀な効果を発揮してくれますので、それぞれの使い方について解説をしていきます。

空間系エフェクターはセンドでかけよう

空間系エフェクターは、センドでかけるのが一般的とされています。

これは、Logic Pro Xに限らず、どのDAW(作曲ソフト)でも、同じように行われます。

センド方式の仕組みについては、かなりややこしいので省きますが、これでかけるには2つの理由があります。

1つは、ボーカルの歌声の原型を保つために、センド方式でかけます。

これまで解説してきた、エフェクターの追加方法は、すべてインサートでのやり方です。

インサートとは、特定のトラックに一つだけプラグインを追加する方法です。

これまでと同じように、インサートで空間系エフェクター追加すると、元のボーカルの歌声が崩れる傾向にあります。

具体的には、効果がつきすぎてしまい、篭ったような音質になるなど
が挙げられます

対してセンド方式で行うと、ボーカルの歌声をしっかりと保ちながら、効果をつけることができます。

もう1つは、パソコンにかかる負荷を軽減させるためです。



実は、インサートでエフェクターをかけると、パソコンへの負荷がかなり大きくなるのです。

特に空間系を使った時の負荷は、相当な大きさになると言われています。

このようなことを軽減させるためには、センドで行う必要があるです。


もちろん、インサートで空間系エフェクターを使う場合もありますが、センド方式でのやり方も覚えておいて損はありません。

しっかり、その方法を学習しておきましょう。

センドのかけ方

では、Logic Pro Xでのセンドのかけ方を解説していきます。

まず始めに、AUX(オグジュアリー)トラックを用意します。

下の画像をご覧になってください。

画面左上にある、ミキサーボタンをクリックしてください。次に、登場した画面左上のオプションをクリックしてください。

出てきたメニューの一番上の、「新規オグジュアリー。チャンネル・ストリップを作成」をクリックしてください。


すると、以下の画像のように、オグジュアリーチャンネルが追加されます。

この追加されたオグジュアリートラックに、空間系エフェクターを追加します。ここでは、リバーブをつけます。下の画像をご覧になってください。

追加されたオグジュアリートラックの、Audio FXをクリックしてください。

次に、Reverb→ChromaVerb→ステレオの順番で選択していけばオーケー!


続いて、オグジュアリートラックの、インプット設定を行います。下の画像をご覧になってください。

オグジュアリートラックの上部にある、Inputをクリックします。

次にBusを選択し、そこから登場するメニューのいずれかを選択します。この記事では、Bus 8に設定をしました。

ここまでできたら、次はボーカルのトラックのセンドスロットを追加します。下の画像をご覧になってください。

ボーカルのトラックのSendをクリックし、Bus→Bus 8の順番で選択すれば、下の画像のようになります。

ボーカルのトラックに追加されたセンドの、丸いツマミを上下させれば、エフェクターの効果をかけることができます。

また、オグジュアリートラックが最低値になっていますので、0に設定しておきましょう。

これで、センドでのエフェクターの追加ができました!

空間系は、リバーブとディレイの2種類を使います。

センドではオグジュアリートラックを2つ用意し、それぞれのトラックに、1つずつエフェクターを追加するようにしてください。

リバーブを使い残響感を演出する

リバーブとは、音の広がりや残響感を演出するエフェクターです。

前述しましたが、コンサートホールなどの広い場所で手を叩いた時に、「パーーーーーン」と鳴り響くような効果をつけることができます。

このエフェクターをボーカルにかけることで、音を埋もれさせることなく、広がりを出すことができます。

Logic Pro Xには、様々なリバーブが標準搭載されており、どれも優秀なものばかりです。

ここでは、ChromaVerbというリバーブを使って、解説を進めます。

リバーブの追加方法は、上記にて前述済みですので、そちらを参照してください。

では、エフェクターを立ち上げたら、下の画面が登場します。ご覧になってください。

これが、ChromaVerbの画面になります。

様々なパラメータが搭載されていますが、これにはイコライザーもあり、非常に多機能な構成となっております。

ただ、逆に多すぎて、何をどう触ればいいかわからないかと思います。

ここで、オススメするのが、プリセットを利用することです。

プリセットとは、エフェクター内部で、予め設定されてあるパラメータのことをいいます。

これを選択し、そこから手動で設定していけば、かなりわかりやすく効果を感じることができます。では、下の画像をご覧ください。

リバーブの画面左上の、手動をクリックしてください。次に、Halls→Vocal Hallの順番で選択すると、下の画面のようにパラメータが設定されます。

これで、プリセットでの設定ができました。

ここで注目してもらいたいのが、画面右下にある、Dry(ドライ)とWet(ウェット)の2つです。

これらのパラメータの効果は、以下の通りです。

・Dryの数値が高いほどに、原音の状態が保たれます。

・Wetの数値が高いほどに、リバーブの効果が大きくなります。

このことから、DryとWetの数値でリバーブ効果を決定づけるといってもいいでしょう。

これは、数値をこうすればいいという、明確なものはありません。

楽曲の特性を考慮しながら、リバーブの効果の大小を決めるようにしましょう。

ここでは、上記の画像のままで設定をしました。

また、リバーブの詳しい設定の方法については、下記の記事にて解説をしています。お気になる方は、こちらも併せて、お読みください。

・DTM!リバーブの使い方!かけ方や設定のコツを伝授します! 

ディレイを使いボーカルの存在感を演出する

ディレイは、山彦のような効果をつけるエフェクタターです。

このような効果をつけることで、ボーカルにハッキリとした存在感を与えることができます。

ボーカルでは効果を強くつけず、「ショートディレイ」と呼ばれるかけ方をするのが一般的です。

Logic Pro Xには、様々な種類のディレイがあります。ここでは、Tape Delayを使用して解説を進めます。

パラメータの設定も、プリセットを使い、そこから微調整をすればやりやすいです。

では、下の画像をご覧になってください。

ディレイを追加するときは、リバーブとは別のオグジュアリートラックを作って、追加するようにしてください。

新たに追加したトラックのAudio FXをクリックし、Delay→Tape Delay→ステレオの順番で選択すればオーケー!

では、下の画像をご覧になってください。

プリセットの出し方は、デフォルトをクリックすればメニューが出てきます。

ここでは、1\16 Note Feedbackを選択します。

すると、以下の画面のように、パラメータが自動的に設定されます。

Tape Delayでは、様々なパラメータがありますが、特にFEEDBACKの設定で山彦の効果が決まります。

この効果を微調整するときは、これを上下させて設定してください。

次にボーカルトラックのセンドメーターを、9時くらいの位置まで上げてください。

ここで、ボーカルのトラックをソロにして再生すると、歌声にディレイの効果が出ているはずです。

ここで、センドのツマミ上下させながら微調整をし、あなたの好きな数値に設定しましょう。

調整が終わったら、オケと同時にボーカルを再生してください。この時、山彦の効果が出ていないように感じたらオーケー!

ボーカルにディレイをかけるポイントは、オケと混ぜたら効果がわからなくなる程度にすることです。

こうするだけで、ボーカルの存在感をハッキリとさせることができます。

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まとめ

Logic Pro Xには、ボーカルのミックスで使えるプラグインが満載です。

外部のプラグインを使う必要がないほどに使い勝手がよく、僕も重宝しています。

使いこなすのに時間はかかると思いますが、この記事の解説を参考にすれば、あなたもボーカルのミックスができるようになります。

頑張ってくださいね!

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では、この記事は以上になります!

あなたのお役に立てたら幸いです!