こんにちは。関西を拠点に活動中のロックバンド・Zinnia Staticeのウラタテツです。
歌を歌うときには、歌詞を覚えなければなりません。
しかし、
「なかなか歌詞を覚えられない」
「ライブでよく歌詞を間違えてしまう」
そういったことで悩んでいる方が、非常に多いと思います。
実は、歌詞を覚えるためには、いくつかの方法やコツがあります。
僕はそれを実践したことにより、歌詞を覚えられない・間違えてしまう、ということが一気に減りました。
この記事では、歌詞の覚え方の方法やコツを解説します!
曲を繰り返し聴く
歌詞を覚える方法の基礎は、何と言っても、曲を何度も繰り返して聴くことです。
歌う曲を聴かずして、歌詞を覚えれるなど、絶対にありえないことです。
通勤や通学中、休憩中、帰り道などの時間を使い、とにかく聴きまくることです。
なんとなく聴くだけでも、リズムやメロディが頭に残るので、十分に効果があります。
また、繰り返し聴くことで、歌詞を覚えるだけでなく、曲に対する理解が深まり、体で覚えるようになります。
当然、集中して聴く時間も必要になります。そのときは、歌詞カードを見ながら実際に歌ってみましょう。
歌詞カードを読みながら歌うことで、歌への感情を込めやすくなるという、効果も期待できます。
僕は、バンドではボーカルを担当し、それ以外では弾き語りの活動も行なっています。
その中で、新曲を歌う場面がたまにあります。僕は、その曲の歌詞を覚えるときは、しばらくその曲しか聴かないようにしています。
自分の体に曲を刷り込んでいく。このようなイメージで行なっています。
先ずは、覚えたい曲を何度も繰り返して、聴くようにしてください。
ブロックごとに分けて覚える
歌詞が覚えられない原因の一つとして、まとめて覚えようとしていることが挙げられます。
このやり方では、覚えるのにものすごく時間がかかってしまいます。
まとめて覚えるのではなく、Aメロ・Bメロ・サビなど、ブロックごとに分けて覚えることをオススメします。
先ず初めに、Aメロを覚えるようにしましょう。
Aメロを覚えたらBメロを。Bメロを覚えたらサビを。
このように、一つずつ区切って覚えていくのです。
この方法のポイントは、それぞれのパートごとを、歌詞カードを読みながら、繰り返し聴くようにすることです。
更に大事なことは、1回や2回ではなく、何十回と繰り返して聴くことです。
この繰り返しの中で、歌詞カードを見ながら、実際に歌ってみてください。
慣れてきたら、今度は歌詞カードを見ずに歌ってみましょう。
もし、歌詞を間違えたりしたら、歌詞カードを改めて読み直し、聴き直すようにすればいいでしょう。
この方法を採用することで、「曲のリズムやメロディを歌詞付きで覚える」ことが出来るようになり、ボーカルというパートの練習にも繋がります。
是非、実践してみてください。
歌詞の物語を把握したり、情景を思い浮かべる
音楽というものは、一曲に物語が込められている場合がほとんどです。
その物語を把握したり、情景を思い浮かべながら歌うと、より歌詞を覚えやすくなります。
・歌詞の中の登場人物がどういった人なのか
・登場人物がどういった行動をしているのか
・登場人物がどこにいるのか
このように歌詞の内容を把握したり、情景を思い浮かべるといいでしょう。
また、このような歌詞があったとします。
「仕事が終わった午後9時 君からの返信はなくて コンビニで安酒を買った」
という歌詞があったとします。
このとき、「午後9時に仕事が終わったけど、片想いの人からの返信はなく、これから安酒で晩酌をしようとしている」場面を想像しておいてください。
また、歌詞に詳しく明記されていないことを、想像することも効果的です。
例えば、午後9時に仕事が終わったということは、恐らく数時間は残業をしているはずです。
こうして、場面や情景をしっかり把握して歌うことで
「仕事が終わった午後9時」と歌ったタイミングで、次は「片想いの相手からの返信がなかったんだな!」と、次の場面がすぐに思い浮かぶようになります。
こうすることで、歌詞を覚えやすくなります。
この方法も是非、実践してみてください。
尚、自分でこの歌詞を書いておきながら、少し寂しくなりました。
このことは、気にしなくて大丈夫です。
歌詞カードを見ずに歌う
ここまでのことを実践することが出来たら、次にやることは、歌詞カードを見ずに歌ってみるといいでしょう!
このことを実践するためには、歌詞カードを見れない環境で行うことをオススメします。
普段、歌の練習をしている場所で、あえて歌詞カードを裏に向けて、見えないようにするのです。
カラオケで練習しているのなら、テレビ画面に背を向けて歌うのもいいでしょう。
また、道を歩いているときや、お風呂に入っているときなどに実践するのもオススメです。
そして、歌えるところまで歌いきってください。
間違えてしまうところがあったら、すぐに間違ったところをメモをするようにしてください。
こうすることで、間違えやすい箇所がどこなのかが、強烈な印象として残ります。
どこを改めて覚えればいいかを、把握しやすくなるとも言えます。
ただし、このやり方は、上記で説明したことをしっかり実践した上で行うことをオススメします。
なぜなら、歌詞の内容を把握しきっていない状態で、これを実践してしまうと、間違えてしまう箇所が多く出てくるからです。
こうなると、「歌詞を覚えられない」ということに焦りを感じ、返って覚えることが難しくなってしまいます。
この方法は、歌詞を覚える最後の仕上げの工程であると、捉えておきましょう。
プロに学ぶ歌詞の暗譜術!
あなたは、プロのバンドや歌手のライブを見たことがありますか?
直接はなくとも、YouTubeやライブDVDなどでも、見たことがあるかと思います。
プロが行うライブは、1時間や2時間という長丁場で、10〜20曲という数を歌うことが多いです。
彼らはなぜ、ライブ本番で歌詞カードを見ずに、多くの曲を歌い上げることが出来るのでしょうか?
彼らは音合わせの日まで、最低でも100回、ライブ本番まで200回は練習していると言われています。
とあるプロシンガーの方は、一曲を覚えるのに一日中ぶっ続けで歌い、
「歌詞を覚えるだけでなく、曲そのものをマスターするように心がけている」
とも言われてました。
厳しい言い方になって申し訳ないのですが、歌詞を覚えられないのは、
・覚える気がない
・練習が足りていない
かのどちらかなのです。
流石にプロ同様に、100回や200回も歌う時間を取るということは、難しいことだと思います。
しかし、この記事ではこれまで、歌詞の覚え方を具体的に解説してきました。
僕が紹介した方法は、あなたに時間がなくとも、どこかでわずかな時間を作れば、出来るようなことばかりです。
もちろん、一日かけて練習する時間も必要です。
しかし、1日のうちで10分の時間があれば、練習することが出来る方法を多く紹介してきました。
それを毎日行い、積み重ねていくのです。
僕自身も、ボーカルという立場でありながら、歌詞を覚えるのが本当に苦手で、バンドメンバーによく怒られてました。
しかし、この方法に出会い、実践を重ねたところ、間違えることが本当に少なくなりました。
歌詞を覚えるに当たって、裏技のようなものはありません。
一つ一つの積み重ねの中でしか、覚えることが出来ないのです。
頑張っていきましょう!
まとめ
では、この記事も終盤になりましたので、内容をまとめます。
◇覚える曲を何回も繰り返して聴く。これが歌詞を覚える基礎!
◇まとめて覚えようとするのではなく、ブロックごとに分けて覚えるようにする
◇曲の物語や情景を把握したり、想像したりすることで、覚えやすくなる
◇慣れてきたら歌詞カードを見ずに歌う
◇プロは一曲を覚えるのに、100回以上歌う
以上になります。
僕自身も、バンドや弾き語りで歌っているにも関わらず、歌詞を覚えるのが本当に苦手でした。
しかし、この方法に出会い、実践してきたことで、少しずつ改善することが出来ました。
過去の僕みたいに悩んでいるあなたが、この記事をキッカケに解消できれば、本当に嬉しいです。
では、この記事はここまでです。
あなたのお役に立てたのなら、幸いです!