ギター初心者のためのチューニング法とチューナーの種類について解説!

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こんにちは、関西を拠点に活動中のロックバンド、Zinnia Staticeのウラタテツです。

ギター初心者が初めて弾く前に、最初にやらなければならないことがあります。

それはチューニング(調律)です。

なぜ、ギターを弾く前に、チューニングをしないといけないのでしょうか?

ギターにおけるチューニングというのは、6本ある弦の音程を揃えることを言います。

これをしておかなければ、ギターの音色が音痴になってしまい、演奏時に狂いが生じてしまいます。

この記事では、チューニングのやり方の解説と、行うための機材を紹介します。

ギター初心者は先ずレギュラーチューニング!

レギュラーチューニングとは、ギターの基礎中の基礎となるものです。

ギター初心者のうちは、このレギュラーチューニングを行うことをオススメします。

なぜなら、楽譜などに特別な指定がない限りは、このチューニングで大体の楽曲を演奏することができるからです。

上の画像のように、ギターを抱えてみましょう。

ちなみに、この画像の人は僕です(笑)

弦が全部で6本あると思います。

上から、6弦、5弦、4弦、3弦、2弦、1弦、と数えます。

レギュラーチューニングは各弦を

6弦 = E(ミ)、5弦 = A(ラ)、4弦 = D(レ)、3弦 = G(ソ)、2弦 = B(シ)、1弦 = E(ミ)

に音を合わせます。

実際の音は、下記の音声を再生すれば確認ができます。

では、次に機材を使ったチューニング方法と、チューナーの解説をします。

チューナーという機材を使おう!

レギュラーチューニングを行うためには、チューナーという機材が必要になってきます。

チューナーを使うことにより、素早く簡単に、かつ正確なチューニングを行うことが可能になります。

しかし、チューナーという機材は、様々な種類が存在します。

ここで、僕がオススメする3種類のチューナーと、その使い方をご紹介します。

クリップ式チューナー

僕があなたに一番オススメしたいチューナーは、このクリップ式チューナーです。

クリップ式チューナーは、初心者から上級者まで使われている方が多く、とても使いやすいと評判です。

使い方は、上の画像の通り、ギターのヘッド(頭)にチューナーを挟みます。

正面の画面の裏側に、オン・オフのスイッチがあります。

スイッチを押せば、チューナーが起動します。

起動したら、どこかの弦を一本だけ弾いてみましょう。

例えば6弦を弾いたとします。すると、画面に大きくEと表示されます。

ペグ(糸巻き)を回せば、画面上部にある小さな点が左右に動きます。

その点が真ん中に来たら6弦のチューニングが完了!

このチューナーは電池で稼働しているので、チューニングが終わったら、節約のため電源はオフにしておきましょう。

他の弦も、この要領で合わせれば、各弦のチューニングができます!

とても簡単ですので、是非クリップ式チューナーを使ってみてください!

価格はピンキリですが、1,000円前後のもので十分です。楽器店や、通販サイトなどで購入しましょう。

フロアタイプチューナー

次に僕があなたにオススメしたいチューナーは、フロアタイプチューナーです。

こちらは、足元に置いて使用するものになります。

ギターをシールド(ケーブル)で、チューナーに接続して使う形になります。

接続したら、本体の下の方にあるボタンを足で踏めば、チューナーが起動します。

あとは、クリップ式チューナーと同じ要領で行えばオーケー!

こちらも、簡単にチューニングを行うことが出来ます。

ただし、このフロアタイプのチューナーを使うには条件があります。

それは、ギター本体にシールド(ケーブル)を挿す穴がついていなければ、使用することは出来ません。

あなたの持っているギターが、エレキギターなら問題はありません。

しかし、アコースティックギターの場合だと、エレクトリックアコースティックギター(エレアコ)でないと、この穴は存在しません。

もし、あなたの持っているギターが穴のないノーマルのアコギなら、クリップ式チューナーを使うようにした方がいいでしょう。

こちらも価格はピンキリですが、5,000円前後のもので大丈夫です。

スマホアプリチューナー

近年では、無料のスマートフォンアプリのチューナーが登場しています。

僕が使用しているのは、guitar tunaというアプリです。

使用方法は、スマートフォンに向けてギターを鳴らし、ペグ(糸巻き)を回して音を合わす。

ここまでは、想像がつくかと思いますが、このアプリには驚きの機能があります。

それは、チューニングが合うと「ピコーン」と音がなり、合ったことを教えてくれる、優れものなのです!

ギター初心者にうってつけの、チューナーアプリと言えるでしょう。

しかし、これを使うにあたり、2点のデメリットが存在しますので、そちらも解説します。

ライブで使うのはオススメ出来ない

チューナーアプリは、ライブでの使用をオススメ出来ないのです。

なぜなら、ライブ中にアプリを起動するのに手間がかかります。

更にライブ中に「ピコーン」なんて音が鳴ったら、カッコ悪いですし(笑)

このことから、このアプリは、自宅などで使用することに向いていると言えるでしょう。

あなたが将来、ライブ出演を考えているのであれば、クリップ式かフロアタイプのどちらかを使うことをオススメします。

エレキギターだと反応しにくい

もう一つは、エレキギターだと、反応しにくい傾向にあります。

アコギと違い、エレキは生音が小さいためか、アプリが上手く反応しないことが見られます。

あなたの使用するギターがエレキの場合は、クリップ式かフロアタイプの、どちらかを使用することをオススメします。

チューニングは何度も行おう

チューニングは、一度合わせればいいというものではありません。

なぜなら、ギターという楽器は、演奏することでチューニングが少しずつズレてくる性質があるからです。

このことを解消するためには、演奏を一度止めた時点で、改めてチューニングをし直すクセをつけるしかありません。

また、弦を新しく張った時は、チューニングが特に狂いやすくなります。

チューニングを一度合わせても、ほんの十数秒で狂うことは、珍しくありません。

このことから、チューニングをし直すクセをつけることが、大切なのです。

チューニングをし直すクセを、つけておきましょう。

レギュラーチューニング以外のチューニング法

ギターのチューニングには、レギュラーチューニング以外にも複数存在します。

その中でも特に代表的な、2つのチューニングをご紹介します。

半音下げチューニング

レギュラーチューニングの状態から、全ての弦を半音下げるチューニングです。

6弦から順番に

6弦=E♭(ミ♭)、5弦=A♭(ラ♭)、4弦=D♭(レ♭)、3弦=G♭(ソ♭)、2弦=B♭(シ♭)、1弦=E♭(ミ♭)

というチューニングになります。

楽曲の中には、半音下げチューニングを指定するものがあります。

その曲を演奏する場合は、このチューニングをしてから、演奏するようにしましょう。

半音下げチューニングのやり方は、こちらの記事で、詳しく解説をしています。

ギターの半音下げチューニングのやり方・方法について解説!

ドロップDチューニング

ドロップDチューニングは、レギュラーチューニングの状態で、

6弦のみをE(ミ)からD(レ)に下げるやり方です。

主に、エレキギターでの演奏で使用されることが多いとされています。

存在している楽曲で例を挙げると、

hideさんのROCKET DIVEという曲が、ドロップDチューニングを採用されていることで有名です。

このチューニングを行うことで、重厚な演奏を演出することができます。

音楽のジャンルで言えば、主にラウドロックやヘヴィメタルなどでよく使われています。

まとめ

それでは、この記事も終盤になりますので、ここまでの解説をまとめておきます。

◇ギターを弾くためには、チューニングを合わせないといけない。

◇チューニングを合わせるには、チューナーが必要。

◇チューナーには、クリップ式、フロアタイプ、スマホアプリなどがある。

◇ギター初心者のうちはレギュラーチューニングに合わせる。

◇チューニングには種類があり、半音下げ、ドロップDチューニングなどがある。

チューニングを行うためには、チューナーが必要になります。

必ず手に入れておきましょう。

余談ですが、プロギタリストやギター歴の長い方の中には、チューナーを使わずに、チューニングが出来る方もいらっしゃいます。

そういう方の中に「チューナーなんて必要ないよ!はっはっは!」なんていう人がいます。

僕はこの意見に待ったを言いたい!

なぜなら、チューナーを使わずして、合わせるのは至難の技だからです!

というか、ギター歴がそこそこ長い僕でも、チューナーがないと合わせられません(笑)

この意見を耳にしても、真に受けちゃダメですよ!(笑)

では、この記事はここまでです!あなたのお役に立てれば幸いです!